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金子総務大臣、KDDI通信障害の電気通信事故検証会議について「可能な限り早期に開催」

 金子恭之総務大臣は、2日の記者会見で、7月上旬に発生したKDDIの通信障害を踏まえ、今後の電気通信事故検証会議などのスケジュールについてコメントした。

金子大臣

 記者会見では、「KDDIの通信障害について(KDDIから)報告書を受け取ったと思う。今後検討している行政指導と、外部有識者も交えた電気通信事故検証会議のスケジュール感を教えてほしい」という質問が挙がった。

 金子大臣は報告書について回答し、「KDDIの報告書については現在審査中であり、関係法令に基づいて必要な対応を速やかに行っていく予定」とコメントした。

 今後のスケジュールに関しては、「長時間かつ大規模な通信障害であったため、原因の検証や再発防止策を含め、外部有識者を交えてしっかり検証を行うことが重要だと考えている。電気通信事故検証会議の日程は現在調整中だが、可能な限り早期に開催し、すみやかに検証作業を進めていく」とした。

 金子大臣は続けて、「国民生活の重要なインフラである携帯電話サービスの確実かつ安定的な提供を確保するため、総務省としてスピード感をもって対応していきたい」と語った。

 7月29日の閣議後会見で金子大臣は、行政指導と明言はしなかったが「(通信障害に関して)しかるべき対応をする」と説明していた。