ドコモが個人向けローン「dスマホローン」

　NTTドコモは、個人向けローン「dスマホローン」の提供を開始した。同社が提供する回線契約やdカードなどの利用状況にあわせて金利が優遇される。

　「dスマホローン」は、専用アプリとWebサイトで、申込～契約～借入・返済を手続きできるローンサービス。1万円～300万円で、1万円単位で借りられ、返済は残高スライド元利定額リボルビング方式で、借入残高に応じて返済額が変わる。返済期間は最長で最後の借入から8年1カ月（96回）。借り入れる資金は、d払い残高へチャージするほか、ユーザーが登録した金融機関の口座へ振り込まれる。返済は自動引き落としのほか、指定口座へ追加して返済することもできる。

　たとえば、借入残高が10万1円～13万円であれば、自動引き落としでの毎月の返済額は5000円。返済が進み、残高が減って残りが1円～2万円の間なら毎月1000円の返済となる。

　20歳～68歳の日本に住むユーザーで、安定した収入があり、dアカウントを持つか審査に申し込んだ本人のドコモ回線を契約する人が利用できる。またドコモからのSMSを受信できる必要がある。

　実質年率での貸付金利は3.9％～17.9％だが、優遇が適用されれば0.9％～17.9％になる。優遇例として、dカード（通常）があれば0.5％、ゴールドは1.5％となるほか、回線契約があれば1％、ドコモの家計簿アプリ「スマー簿」でdスマホローン登録口座と連携していれば0.5％となる。これらをあわせ、最大3％の金利が引かれる。

　ドコモでは、これまで決済サービスなどを提供しており、今回はユーザーの資金ニーズへ柔軟に対応するため、ドコモからユーザーへ直接融資する「dスマホローン」を提供することになったという。