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ソフトバンク、「セルラーV2X」向け5.9GHz帯の実験試験局免許を取得

 ソフトバンクは、セルラーV2X通信システム用の周波数として国際的に検討されている、5.9GHz帯の周波数の実験試験局免許を、2022年2月に取得したと発表した。

 セルラーV2X通信システムは、3GPPで標準化された通信規格で、車両間・歩行者と車両間などにおいて、モバイルネットワークを用いて通信する技術。

 同社は、本田技研工業の鷹栖プルービンググラウンドに、5.9GHz帯の実験試験局でセルラーV2X直接通信の検証環境を構築するとしていて、今後はテストコースでコネクテッドカーの技術検証を行うという。

 コネクテッドカーのテストコースでの検証を目的として5.9GHz帯の免許を取得したのは国内の通信事業者としては初めて。同社は今後、5.9GHz帯におけるセルラーV2X直接通信の技術的な検証を進め、エコシステムを構築することで、国内のセルラーV2Xの普及を推進していくとしている。