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楽天25周年レセプション、岸田首相や林外相がメッセージ

 14日、都内で楽天グループの創業25周年を記念したレセプションパーティが開催された。

 創業者で、代表取締役会長兼社長の三木谷浩史氏がこれまでの道のりを振り返ったあと、林芳正外務大臣、後藤茂樹行厚生労働大臣、そして岸田文雄総理大臣が駆けつけた。また安倍晋三元総理や菅義偉前総理からのビデオメッセージも披露されるなど、政界との結びつきを印象付ける場にもなった。

三木谷氏

 三木谷氏は、日本興業銀行入行後に海外留学を経て、楽天を立ち上げた時期からあらためて紹介。わずか6人で立ち上げ、最初の流通額がわずか30万円、そのうち20万円が自身の購入だった、という同氏おなじみのエピソードを語る。楽天市場に続き、トラベル、カードなど現在も続くサービス群の立ち上げを経て、携帯電話事業への参入などに触れていた。

 その後、壇上には、林外相、岸田首相、後藤厚労相という順で、政界のキーパーソンが立て続けに登壇。林外相は、「今回は外務大臣ではなく、友人のひとりとして駆けつけた」と述べ、楽天が立ち上がる前から三木谷氏と知り合っていたことを明らかにした。その上で、林大臣は「みきちゃん(三木谷氏のこと)がネットでモールを立ち上げると話したときには、止めときなよと言った。先見の明がなかった」と三木谷氏を称える。

 続いて登壇した岸田首相も三木谷氏と知り合って20年以上の仲という。スタートアップから巨大企業へと成長した楽天をひきあいに、スタートアップ支援への想いが紹介され、岸田首相が掲げる「新しい資本主義」の一環と位置づけた。

 レセプション後、三木谷氏は記者会見に応じた。本誌では別途、会見についてもお伝えする。

三木谷氏のあと、乾杯の挨拶をした林外相。大臣としてではなく、友人として出席したという
公務の合間を縫って登壇した岸田首相
後藤厚生労働大臣も出席