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クアルコム、自動車向けプラットフォームに新機能――車載用Wi-Fiチップセットも

 クアルコムは、コネクテッドカー向けのデジタルプラットフォーム「Snapdragon Digital Chassis」の新機能「Connectivity-as-a-Service」などを公開した。

 Snapdragon Digital Chassisは、通信を介してさまざまなサービスを享受できる、コネクテッドカー向けのデジタルプラットフォーム。クアルコムでは同プラットフォームの「Snapdragon Car-to-Cloud Service」内で「Connectivity as-a-Service」(CaaS)を提供。クラウド接続や連携できるアプリ、サービス開発や統合分析機能が利用できるという。同機能を用いることで、自動車メーカーがコネクテッドサービスを開発する際の複雑さを解消できるとしている。

  これに関連して、コネクテッドカー向けソリューションを展開するコグニザントやキュービックテレコムなどと協力する。

 このほか「Snapdragon Telematics Applications Framework」においては、Snapdragon Car-to-Cloud Servicesにシームレスに接続するほか、Snapdragon Digital Chassis内のすべてのプラットフォームでテレマティクス機能を利用できるとして、よりシンプルな開発環境を提供する。共通のAPIを備える統合開発環境を利用可能で、5Gなどさまざまな技術を統合する際の複雑さを排除したという。

 加えて、最新規格であるWi-Fi 6EとBluetooth 5.3に対応の自動車用チップセット「QCA6698AQ」を発表。車載エンタメやオーディオをより向上させるとしており、2022年後半には車載グレードの認定を取得するとしている。