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クアルコム、屋外インフラ向けの長距離対応プラットフォームを発表

 クアルコムは、モバイルと固定無線アクセス(FWA)向けの「Qualcomm Compact Macro 5G RAN プラットフォーム」を発表した。

 「Qualcomm Compact Macro 5G RAN プラットフォーム」は、「Qualcomm FSM 5G RAN プラットフォーム」を使用したスモールセル設計よりも、カバー域が最大240%に拡大されていて、屋外インフラ設備のための基地局の数を大幅に削減することができる。

 さらに、従来のミリ波マクロソリューションよりも、基地局設備費用を最大50%に削減できる。費用が掛からない分、事業者はコスト効率の高いモバイルとFWAの展開が可能。

 「Qualcomm Compact Macro 5G RAN プラットフォーム」は、スモールセル向けの「Qualcomm FSM 5G RAN プラットフォーム」を活用している。また、256個のアンテナエレメントによるマクログレードのアンテナモジュールをサポートすることで、最大60dBmのピークEIRPと、最大1GHzのスペクトラムを実現できたとしている。

 このプラットフォームの技術的サンプルは、2023年の第1四半期にサンプル出荷される。