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中古スマホを納得して購入できる実店舗「にこスマSHOP」をレポート、初代iPhoneの展示も
2022年1月15日 08:00
Belongは14日、中古スマートフォン販売サイト「にこスマ」(EC店舗)について、初の常設店舗「にこスマSHOP」をマルイファミリー溝口(神奈川県川崎市)にオープンした。
中古スマートフォンのリアル店舗といえば、ショーケースに並べられたさまざまな端末から、自分が購入したい商品を吟味するかたちを思い浮かべるが、今回の「にこスマSHOP」では、気軽に中古スマートフォンを購入できるように工夫された店内となっている。
今回はオープン初日の店舗を覗くことができたので、店内の様子や「にこスマ」の取り組みなどをご紹介する。
グレードによる価格差を確認できる展示
「にこスマ」では、端末の本体についたキズの度合いやバッテリー容量などでグレードを区分して中古スマートフォンを取り扱っている。同じ端末の同じグレードでも、キズの位置など状態が異なるため、ECサイトでも販売する端末1台1台の写真を掲載し、ユーザーに納得してもらえるように工夫しているという。
今回の実店舗では、まずサンプルとしてさまざまな端末のAグレード、Bグレード、Cグレードそれぞれの本体がディスプレイされている。ユーザーはこれらのディスプレイを実際に手に取り、各グレードがどのような端末なのかをまず確認できる。
たとえば「iPhone 7」では、Aグレードの価格は取材時点で1万9000円だがキズはほとんど見当たらなかった。一方、1万6000円のBグレードでは少しこすった痕が見え、1万3000円のCグレードでは目立たないキズがいくつか確認できた。
ユーザーは、スタッフからユーザーに対し、AグレードからCグレードの価格差がどこにあるのかといった内容など説明を受けられ、ユーザーが納得してそのグレードの製品を選択できるようになっている。
店舗では、各機種常時5台程度の中古スマートフォンがストックされている。同じグレードの端末でも、キズの付き方や状態は千差万別であるため、中古スマートフォンを購入する際は、同じグレードの製品同士を比較確認して購入できる。
同じ機種で同じグレードの端末であれば、値段は同じとなっているので、価格を気にすることなくユーザーの使い方などにあわせて最適な端末を購入できるという。
SIMの契約はなし、いつでも見られるマニュアルを用意
なお、店頭ではMVNOのSIM契約など、通信サービスの契約手続きなどは取り扱っていない。担当者によると、利用するユーザーの多くは、すでに自分のライフスタイルに合った通信プランに乗り換え済みのユーザーで、端末の故障などでの購入が多いという。
このため、購入後は基本的にユーザー自身で端末の設定などをすることになる。にこスマでは、Webサイトで旧端末のデータをバックアップする方法や、端末の設定方法などをまとめたページを用意している。ユーザーは、そこにアクセスし、設定などをするかたちとなる。
歴代のiPhoneを展示するコーナーも
店内は、歴代のiPhoneを展示するコーナーが設けられている。にこスマで取り扱いのある「iPhone 7」などはもちろん、「iPhone 3G」や初代「iPhone」まで展示されている。
店内では、iPhoneのほか一部のAndroid端末も取りそろえている。
ラインアップ機種例(14日時点)
- iPhone SE (第1世代)
- iPhone 7
- iPhone 8
- iPhone 8 Plus
- iPhone XR
- iPhone XS
- iPhone SE (第2世代)
- Xperia XZ1
機種は順次入れ替えていくほか、店頭にない機種や売り切れたものについては、同社のECサイトを案内するとしている。