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オンライン帰省に中古iPadが人気、前年12月比で販売台数が2.6倍
2021年1月8日 14:11
新型コロナウイルスの感染拡大で、オンライン帰省用にもタブレットの需要が伸びている。
ケータイ、スマートフォン、タブレットの中古品を買い取りおよび販売する「携帯市場」では、自社が運営する中古スマートフォン、タブレットの販売サイトで、2020年12月に中古のiPad販売数が前年同月日比2.6倍、緊急事態宣言が発令された同年4月と比べて1.5倍になったという。
同店の中古iPad販売実績は、緊急事態宣言が発令された4月7日~5月25日の310台に対して、12月には451台で約1.5倍に、2019年12月は175台だったため、年末年始にあわせてタブレット需要が大きくなった。
同社の粟津浜一代表は、年末年始に例年通りの帰省を控えオンライン帰省が増えた影響により中古のiPad販売数が伸びたと分析している。
携帯市場では、第1回目の緊急事態宣言が発令された4月に売れた中古iPadの平均価格は3万4374円に対して、12月には2万3133円と約1万1000円下落した。
4月は、中古での販売価格が2~3万円で購入できる「iPad Air」シリーズが中心となり、12月には1万円台から購入できる「iPad mini」へと人気商品が変化した。
これは、春の緊急事態宣言時には在宅勤務などのテレワーク需要が重なり、3万円以上の比較的単価が高い商品が購入されたが、12月には割安なiPadとして「iPad mini」シリーズなどが人気になったことが理由という。