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中古スマホ買取サービスの「にこスマ買取」がアマゾン経由で利用可能に

 Belongが展開する中古スマートフォン買取サービスの「にこスマ買取」がAmazon.co.jp経由で利用できるようになった。

Amazonから買取申込みが可能に

 にこスマ買取は、Webサイト上でスマートフォンの買い取りを申し込めるサービス。電源が入るか、画面が割れていないかなど簡単な設問に答えるだけで買取額が提示され、手軽に手続きを済ませられる。

 従来、にこスマの提供するWebサイトなどでサービスが展開されていたが、9月15日から新たにAmazon.co.jpを経由しての買い取り申込みが可能になった。Amazon.co.jp上で利用した場合、売却代金はアマゾンギフト券での支払いとなる。

 買い取りページから「今すぐ申し込む」を選択。買い取ってもらいたい機種と端末の状態に関する8つの質問に答えると、買取金額が表示される。そのまま買い取りを進める場合は、eKYCによる本人確認を済ませ、配送方法を選択すると手続きが完了する。

 配送方法には、ファミリーマートやPUDO、ヤマト営業所への持ち込みのほか、自宅などへの集荷を申し込む方法がある。

iPhoneやXperia、Pixelなど対応

 対応機種は、アップルやソニー、シャープ、グーグル、サムスンなどのスマートフォン。Amazon.co.jpで申し込む場合、対応機種がWebサイトで提供のサービスに比べて対応機種が少ないが、これはわかりやすさを重視したためという。そのため、Amazon.co.jp上での対応機種はある程度の量が流通しているメーカーの端末に絞られている。

 Belong 代表取締役社長の井上大輔氏によると、それでも8割以上の機種はカバーしているといい、容量違いも含めて約170機種程度が買取の対象となる。実際の利用では、メニューからモデル名を選ぶか端末ごとの固有の番号である「IMEI」を入力するかを選べる。今後の対応機種拡充については、メニューからの選択では間違うこともあり得るとして、IMEI入力での特定に対応する機種を増やしていきたい考えを示した。

販売場所で売却もできることに意義

 井上氏はアマゾンと連携する意義について、スマートフォンの販売タッチポイントで古い端末が埋蔵される前に売却もできることと説明する。買い替えたなどの理由で使われずに放置されているスマートフォンは3兆円規模にのぼるという。「アマゾンのような販売のポイントで『現在使っている端末はこれだけの価値がある』と示せるという意味では意義のある取り組み」と語る。

Belong 井上氏

 加えて、端末が高価格化していく中で、家庭に埋蔵されているスマートフォンを下取りや買取というかたちで買い替えの負担を下げることで、新品の端末流通を促進させられるという考えは多くの販売者にあるのではとして、中古端末市場は今後も伸びると見解を示すとした。