「AQUOS zero6」「AQUOS sense6」、キャリア版のeSIMと対応周波数はどうなる？

　9月28日に発表されたシャープの「AQUOS zero6」「AQUOS sense6」は、どちらもeSIM対応をうたう製品だ。

　同日、NTTドコモで「AQUOS sense6」、auで両機種、ソフトバンクで「AQUOS zero6」の発売も発表された。また、10月11日には、楽天モバイルから、「AQUOS zero6」の発売も発表された。

　ただ、そのスペックは、取り扱う通信事業者によって違いがあり、各キャリアで扱われる「AQUOS」最新モデルの状況をまとめた。あわせて各キャリア版の対応周波数もご紹介する。

AQUOS zero6

AQUOS sense6

NTTドコモ

　ドコモで取り扱われる「AQUOS sense6 SH-54B」は、eSIMには対応しない。

　対応周波数については、5Gがn77（3.7GHz）、n78（3.7GHz）、n79（4.5GHz）。4Gはバンド1（2GHz）、3（1.7GHz）、5（850MHz）、12（700MHz）、17（700MHz）、18（800MHz）、19（800MHz）、21（1.5GHz）、39（1.9GHz）、42（3.5GHz）となる。

　なおLTEバンドのうち5、12、39は国内で用いられていないが、ドコモ広報によれば国際ローミング向けとしてサポートしているという。

au

　auの「AQUOS zero6 SHG04」「AQUOS sense6 SHG05」はどちらもeSIMに対応する。

　対応周波数は、auのWebサイトにひとまず「AQUOS zero6」のみ掲載されている。5Gはn28（700MHz）、n78（3.5GHz）、n77（3.7GHz）、n78（3.7GHz）をサポートする。なお、ミリ波（n257）は非対応。

　4Gについてはバンド1（2GHz）、2（1.9GHz）、3（1.7GHz）、4（1.7GHz/2.1GHz）、5（850MHz）、7（2.6GHz）、8（900MHz）、12（700MHz）、17（700MHz）、18（800MHz）、38（2.6GHz）、41（2.5GHz）、42（3.5GHz）をサポートする。

　「AQUOS sense6」については、発売時期が近づけば掲載される予定。

ソフトバンク

　ソフトバンクで扱われる「AQUOS zero6」はeSIMをサポートする。

　対応周波数は、5Gがn3（1.7GHz）、n28（700MHz）、n77（3.4GHz、3.7GHz）、n78（3.5GHz）、n257（28GHz）。このうちn78はソフトバンクでは用いられていない周波数となる。

　4Gでは、バンド1（2.1GHz）、3（1.7GHz）、8（900MHz）、18（800MHz）、41（2.5GHz）、42（3.5GHz）をサポート。このうちバンド18はソフトバンクで用いられていない。

　海外で使える周波数としては、5Gがn78（3.6GHz）に対応する。4Gがバンド1（2.1GHz）、2（1.9GHz）、3（1.8GHz）、4（1.7GHz/2.1GHz）、5（850MHz）、7（2.6GHz）、8（900MHz）、12（700MHz）、17（700MHz）、18（800MHz）、38（2.6GHz）、41（2.5GHz）に対応する。

楽天モバイル

　楽天モバイルで扱われる「AQUOS zero6」もeSIMをサポートする。

　対応周波数は、5G Sub-6がn3（1.8GHz）、n28（700MHz）、n77（3.8GHz）、n78（3.6GHz）。ミリ波がn257（28GHz）に対応する。

　4Gは、バンド1（2.1GHz）、2（1.9GHz）、3（1.8GHz）、4（1.7GHz/2.1GHz）、5（850MHz）、7（2.6GHz）、8（900MHz）、12（700MHz）、17（700MHz）、18（800MHz）、38（2.6GHz）、41（2.5GHz）、42（3.4GHz/3.5GHz）をサポートする。

【2021/10/13 21:00】
　ドコモ版「AQUOS sense6」とau版「AQUOS zero6」に関して、対応周波数の情報を更新しました。

【2021/10/11 21:22】
　楽天モバイル版の「AQUOS zero6」に関する情報を追記しました。

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