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携帯3社、基地局整備に半導体不足は「影響なし」

 楽天モバイルが半導体不足の影響から、基地局整備計画が遅れることを明らかにした。一方、5Gサービスのエリア整備を進めるNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクでは、本誌の問い合わせに対し、いずれも「影響なし」と回答した。

 NTTドコモは、6月、5Gの基地局が累計1万カ所に達したと発表。2022年3月末までに2万局、人口カバー率55%の達成を目指す方針を明らかにしているが、「人口カバー率における目標時期についての変更はない」として、影響を受けていないとした。

 ソフトバンクも同様の回答で、「2022年3月末までに5万局、人口カバー率90%」は、現時点で影響を受けていない。

 KDDIも2022年3月末時点で約5万局、人口カバー率90%という計画は変わりない。同社広報は「納期の遅れはあるが、発注を早めにするなど計画に影響出ないように対策している」という。

 携帯大手3社はすでに4Gエリアを整備済みでその上での5Gエリアの整備、一方の楽天モバイルはゼロからのエリア開拓という大きな違いはある。ただ、世界的な半導体不足を前に、現時点では、楽天モバイルのみエリア整備で影響を受けた格好となっている。