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ドコモの「Xperia 10 III」、一部で“技適マークの内容に誤り”

 NTTドコモは、ソニー製Androidスマートフォン「Xperia 10 III SO-52B」の一部において、技適マークの記載内容に誤りがあることを明らかにした。店頭で回収するほか、ソフト更新で修正する

 同社によれば、設定メニューから確認できる技適マークの内容として型番や製品仕様部分に誤りがあったという。原因は調査中。なお対応周波数などハードウェアとしては問題がないとのこと。

項目
製品型番A102SOSO-52B
製品仕様部分(T)ADF210098003
(R)003-210156
(T)ADF210030003
(R)003-210052

 対象が数十台と限定的だったため、同社では、スピーディに対応すべく対象ユーザーに電話をかけて来店してもらい、正常品への交換を進めた。しかし来店が難しいユーザーがいるため、「Xperia 10 III」向けに7月6日よりソフトウェア更新サービスの提供が開始されており、適用することで記載ミスは修正される。

 更新の所要時間は約9分(パソコン経由では約8分)。更新後のビルド番号は「62.0.B.1.30 release-keys」になる。

 誤って表示されていた「A102SO」は、ソニーのWebサイトなどの情報から、ワイモバイル版「Xperia 10 III」の型番と見られる。

au版、ワイモバイル版は

 Xperia 10 IIIは、NTTドコモだけではなく、au、ワイモバイルからも販売されている。

 このうち、ワイモバイルについて、ソフトバンク広報では「影響がない」と回答。

 au版について、KDDI広報では「問題ない」とコメントしている。

【2021/07/06 14:19】
 NTTドコモから事象の詳細について回答が得られたため追記しました。またKDDI広報からもコメントが得られ、本文を修正いたしました。