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Googleマップ、商業施設や空港の中がわかる「屋内ライブビュー」

 グーグルは、地図アプリ「Googleマップ(Google Maps)」のAndroid版とiOS版で、屋内で進む方向をARで教えてくれる「インドアライブビュー」機能を提供する。日本でも今後利用できるようになる予定。

 Googleマップでは、2019年、ARナビ「ライブビュー(Live View)」機能を導入。カメラで周囲を判別して行くべき道を示すもので、徒歩での経路検索後、スマートフォンのカメラで周辺の風景を捉えると、その景色を認識して、進むべき方向を案内してくれるようになっている。

 インドアライブビューはその屋内版で、ショッピングモールのような大型商業施設、空港、駅といった場所で、通路の見通しや方向がわかるようになる。

 グーグルでは、これまで何百億枚もの3D画像をスキャンし機械学習しており、スマホで捉えた風景とマッチングさせて、ユーザーの現在地と経路を示す。

 屋内でも利用できるようになることで、エレベーターやエスカレーター、駅のホームの荷物預かり所、ATMなどの場所を確認することもできるという。

 すでに米国ではいくつかのモールで提供済み。今後数カ月のうちにAndroidとiOSでも展開を開始し、東京とチューリッヒの一部の交通機関の駅やモール、空港などに導入される。

 同社では30日、報道関係者向けの説明会を開催。あわせて発表された別の新機能や、Googleマップが見据える進化の方向については、別記事でご紹介する。