てっぱんアプリ!

これで絶対迷わない! ARで周囲の景色を見ながらナビゲーション

 スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!

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アプリ名: マップ
開発者: Google LLC
価格: 無料
対応OS: iOS 10.0 以降、Android OS
カテゴリ: 旅行
ダウンロード:  iOS Android

 ナビにも使える便利な地図アプリ。でも2Dの地図ではまだわかりにくい場合もある。画面上の表示と実際の位置との誤差もあり、自分がどこにいるのか、どちらに向かえばいいのか、判断できなくなることはないだろうか。これを解決してくれそうな機能がGoogleの「マップ」アプリに追加されている。ARを使った「ライブビュー」機能だ。

「マップ」アプリにARナビゲーション機能「ライブビュー」が追加された

AndroidスマホはもちろんiOS端末も「ライブビュー」に対応

 カーナビや乗り換え案内、スポット情報など、地図に関連する機能がどんどん追加され、進化し続けているGoogleの「マップ」アプリ。これに、現在はベータ版ながらARによるナビゲーションを可能にする「ライブビュー」機能が追加されている。ARCore(ARKit)に対応したAndroidスマートフォンやiOS端末であれば利用可能だ。

 ライブビューの起動方法は、マップ上で行き先を決め、移動方法に「徒歩」を選んだ後、「経路」→「ライブビュー」ボタンを押すか、「開始」を押してから画面左下にあるマーカーアイコンをタップするだけ。その後端末のカメラ画像に切り替わるので、周囲の景色に向けて認識処理をさせればすぐにARによるナビが始まる。

まずは行き先を決めて「経路」もしくは「開始」ボタンを押す
「経路」を押した後は「ライブビュー」ボタンでARナビを起動
周囲の風景にカメラを向けて認識させる
数秒以内に認識処理が完了し、案内がスタートする

端末の向きだけで地図のナビ画面とARを簡単切り替え

 ライブビューでは、端末のカメラで捉えた周囲の景色に、立体的な矢印や文字情報などが重ねて表示される。曲がり角では大きな矢印で行き先が示されるので、間違って行き過ぎたり、反対方向に進んだりしてしまうことはまずないだろう。

 端末を立てて、風景を映すようにしている間はARによるライブビューが表示され、端末を寝かせると疑似3Dの通常のナビ画面に切り替わるようにもなっている。また、歩行中はライブビューの画面が自動でオフになる安全に配慮した仕組みも用意。ときどき立ち止まってライブビューで確認するくせをつければ、初めての場所でも確実に最短距離でたどりつけるはずだ。

曲がり角に矢印が表示されるので、間違いようがない
通りの名前や次の案内までの距離も表示
端末を寝かせると疑似3Dのナビ画面に切り替わる
歩行中にライブビューを表示したままだとブラックアウトし、警告が表示されるようになっている
目的地に近づいた
到着するとスポット情報などが表示され、ナビを終了できる