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スマホで非接触決済を導入できる「Tap on Mobile」、CARDNETが実証実験

 日本カードネットワーク(CARDNET)は、スマートフォンを非接触決済端末として利用するサービス「Tap on Mobile」の実店舗での実証実験を2月から開始した。

 「Tap on Mobile」は、店舗側が対応するスマートフォンやタブレットに専用アプリをインストールすることで、「非接触決済端末」としてキャッシュレス決済に対応できるサービス。

 店舗側は、これまで決済専用端末や付属機器を導入する必要があった。同サービスの利用で、従来よりもコストを抑えかつ、移動性に優れた決済端末を利用できる。

 同社では、バスやタクシー、路面電車などの公共交通機関や移動販売などでの活用が期待できるとしている。

決済イメージ(店舗側端末)

 実証実験では、日本アイ・ビー・エム、TFペイメントサービスとのパートナーシップのもとに、まずQUICPayおよびQUICPay+、nanaco、楽天Edy、WAONの4ブランドの電子マネー決済をサポートする。その後、JCB、VISA、Mastercardのコンタクトレス決済(タッチ決済)に対応する。

 セキュリティ機能として、店員になりすます端末利用を防止するeKYC機能や特定の場所のみで決済を受け付けるGPSの統制機能を搭載する。また、PCI SSCが定めるCPoCなどの規定に準拠しており、高度なセキュリティ環境を担保している。

 なお、店舗の同サービスの申込みは、「Tap on Mobile」内で完結し、短期間で利用開始できるように進めているという。

決済イメージ