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ソフトバンクと伊藤忠エネクス、ネットワーク設備の耐災性強化に向けて協業を開始

ソフトバンク基地局にLPガスを供給

 ソフトバンクとエネルギー商社の伊藤忠エネクスは、災害に強い弾力性のある通信ネットワークの構築に向けて協業を開始した。全国の一部の携帯電話基地局に非常用LPガス発電機を設置し、停電発生時の復旧の迅速化などに取り組む。

 ソフトバンクでは、大型台風や豪雨、地震の発生による停電発生時に備えて、耐震性や無停電運転を強化したデータセンターや停電後24時間以上稼働する携帯電話基地局など、設備の耐災性強化に取り組んできた。これらの取り組みに加え、全国の特定の携帯電話基地局に非常用LPガス発電機の設置を開始した。

 従来の発電機と比較して燃費効率がよく、停電発生時に72時間以上稼働できる。

LPガス発電機が設置された携帯電話基地局

 伊藤忠エネクスは、全国のホームライフグループ各社とともに、LPガス発電機向けの燃料として、LPガスを優先的に供給、配送する体制を構築しており、今回の両社の協業で、ソフトバンクの基地局にLPガスを継続的に供給できるようになった。

 両社は、今後も通信インフラの維持や事業継続計画(BCP)の強化に向けてさまざまな検討をすすめるとしている。

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