「LINEで引越手続きやワクチン接種予約」、LINEとYahoo! Japanが進める行政のデジタル化

　LINEとヤフー親会社のZホールディングスは、経営統合を踏まえ、今後注力する領域のひとつとして行政のデジタル化に注力する。

　1日の説明会で披露された一例は、新型コロナウイルスのワクチン接種。LINEでは、ワクチン接種の予約をLINE上で完結できるシステムを提供しており、LINE公式アカウントから会場や日時を予約・変更できる。LINEの音声対応サービスも活用し、電話対応を自動化しており、電話が繋がりにくいといった場面を解消したり、コールセンターの人手不足に対応する。

　もうひとつの例が引っ越し時の手続き。転出・転居の届け出や印鑑登録の廃止、児童手当など、それまで住んでいた街、そして引越先で待ち構える多くの手続きに対して、スマートフォン上で手続きを完了できることを目指す。

　2021年度中には、行政手続き情報の充実をはかるほか、内閣府のマイナポータルと連携した行政手続きのオンライン申請サービスを開始する。児童手当、介護といった手続きから拡充させる。