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ファーウェイ、MWC上海でスマートホームデバイスを展示――年内に1億台のHarmonyOS搭載デバイス出荷を目指す
MWC上海2021
2021年2月24日 12:35
ファーウェイは、上海で開催中のモバイル分野の国際展示会「MWC Shanghai 2021」で、スマートホームプロジェクトを発表した。スマートホームを構築するコンセプトを元に、電話やパソコン、タブレットやスマートスピーカーなどのファーウェイ製品が、パートナー製品と統合されたスマートホーム体験を提供する。
MWCでの展示
会場では、550平方メートルの空間にリビングルームやキッチン、書斎、エンターテインメントルーム、ホームジム、ガレージが再現されている。
リビングルームでは、ユーザーが帰宅すると空気清浄機とライトが自動で起動/点灯し、カーテンが閉じられる。
キッチンには、ディスプレイやHarmonyOSベースの家電製品が用意されている。これらの機器は簡単にネットワークに接続できるという。
エンターテインメントルームでは、65インチの4Kテレビ「4K Huawei VisionTV」とスピーカー「HUAWEISound X」で没入感ある映像を
楽しめる。
ホームジムでは、スマートウォッチ「HUAWEI WATCH GT 2 Pro」がユーザーのゴルフスイングの情報を計測。「HUAWEI WATCH FIT」でユーザーの有酸素/無酸素運動の結果と評価、ワークアウトを案内する。また、ジムの「HUAWEIVision TV」では、骨関節認識テクノロジーを使用し、ヨガなどのエクササイズのガイダンスを提供する。
ガレージでは、ユーザーの携帯電話で自動車のドアを開けられ、ナビゲーションや音楽のアプリやサービスが、自動車に自動的に接続され切り替わる。家のIoTデバイスを自動車から制御することもでき、たとえば帰宅途中に家のエアコンや照明のスイッチを入れることができる。
ファーウェイのスマートホーム事業
ファーウェイは、2018年にスマートホーム事業に参入してからスマートホームエコシステムは大幅に成長しており、HarmonyOSのリリースは、エコシステムの開発を加速させるものになったとしている。
ファーウェイの統合プラットフォーム「HiLinkプラットフォーム」には、現在800以上のパートナーと2億2000万デバイスを超えるデバイスが対応している。
また、すでに20以上のハードウェアベンダーと280のアプリケーションベンダーが、同社のエコシステムに参加するためにHarmonyOSに関心を寄せており、2021年には40以上のブランドから、1億台のHarmonyOS搭載デバイスが、数百万の家庭に提供されるとしている。