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武田総務大臣、MVNO向け接続料の“スタックテスト”は「有効な手段」

 武田良太総務大臣は、26日の会見で、MVNO向けの接続料に関して「スタックテスト」をすると報じられたことを踏まえ、今後の方針をコメントした。

 スタックテストは、通信事業者が他社へ回線を提供する際の料金(接続料)と、ユーザー向けに提供する料金の関係について検証し、コスト構造を明らかにするもの。

 携帯電話関連では、大手携帯各社から割安な料金プランが続々と発表。MVNOの業界団体からは接続料の低廉化を速やかに実施するよう求める声が挙がっている。そして産経新聞が22日夜、総務省が携帯電話市場でもスタックテストを実施する意向と報じていた。

 武田総務大臣は、MVNOが競争の重要な軸とした上で、「スタックテストは、接続料の水準が適切かどうか、検証する上でひとつの有効な手段」とコメントし、有望視する姿勢を示した。その上で、22日の会見と同じく、スピード感をもってMVNO関連の政策を進めるとした。