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武田総務大臣、KDDIとソフトバンクの「自社内乗換」手数料無料化に「一定の成果。手間がかからないか精査は必要」

 11日、武田良太総務大臣は、KDDIとソフトバンクが発表した「自社内マルチブランドの乗換手数料」無料化について、「一定の成果だが、実際に乗り換える際に手間がかからないか精査が必要」と語った。

 9日には、武田総務大臣と、消費者庁および公正取引委員会を管轄する井上信治大臣による二大臣会合が開催された。このなかで、同じ企業内で複数のブランドがある場合の乗換手数料、手続きなどについて年内にも一定の方向性を示すことが打ち出された。また同日、ソフトバンク、次いでKDDIから手数料無料化が発表されている。

 こうした流れを受け、武田大臣は「同一事業者の手続き、手数料問題はできるだけ早期に結論を得るべく検討を加速させることになっている。KDDIとソフトバンクが見直しを速やかに発表されたことは承知している。改善に向け早くも一定の成果が現れた。ただ発表しただけで終わりではない。ユーザーが実際に乗り換えるとき、本当に余計な手間やコストがかかっていないか。実務者レベルで引き続き精査する必要がある。国民目線に立ってひとつひとつ進めたい」と意気込んだ。