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4キャリア+サブブランドのシェアは87.7%、MVNOは12.3%、MMD研究所調査

 MMD研究所は、「2020年11月通信サービスの利用動向調査」の結果を発表した。調査対象は15~69歳の男女4万人。調査期間は2020年10月16日~2020年10月18日。

メイン利用の通信シェア、4キャリア+サブブランドのシェアは87.7%、MVNOは12.3%

 15歳~69歳の男女4万人を対象に、携帯電話・スマートフォンの利用について聞いたところ、現在利用している人は87.4%となった。

 通信サービスを携帯電話・スマートフォンで現在利用している3万4962人を対象に、メインで利用している通信サービスを聞いたところ、「NTTドコモ(34.9%)」「au(24.6%)」「ソフトバンク(15.5%)」「楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT)(2.5%)」と4キャリアを合わせると77.5%となり、そこにサブブランドの「UQ mobile(3.0%)」「ワイモバイル(7.2%)」を合わせると87.7%、「MVNO」は12.3%となった。

 次に、2台目となるサブ利用の携帯電話・スマートフォンを所持している2303人を対象に、サブで利用している通信サービスを聞いたところ、「ドコモ(12.1%)」「au(8.9%)」「ソフトバンク(8.8%)」「楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT)(18.1%)」と4キャリアを合わせると47.9%となり、そこにサブブランドの「UQ mobile(4.3%)」「ワイモバイル(7.8%)」を合わせると60.0%、「MVNO」は40.1%となった。

メイン利用のMVNO、「楽天モバイル(MVNO)」が30.0%、次いで「mineo」が14.2%

 MVNOをメインで利用している4297人を対象に、利用している通信サービスを聞いたところ、「楽天モバイル(MVNO)」が30.0%と最も多く、次に「mineo」が14.2%、「OCN モバイル ONE」が10.7%となった。

 2014年10月からの推移をみると、MVNOは「UQ mobile」を除くことで12.3%と1.7ポイント低下し、サブブランドを含む格安SIMは22.5%と2.2ポイント上昇する結果となった。

MVNOの契約プラン、メイン端末は音声プランが77.2%、データプランが13.4%

 MVNOをメインの携帯電話・スマートフォンで利用している4297人を対象に、メインで利用している契約プランを聞いたところ、「音声+データプラン」は77.2%、「データ専用プラン」は13.4%となり、サブでMVNOを利用している人の契約プランは「音声+データプラン」が59.0%、「データ専用プラン」が17.1%となった。

メイン利用の端末、上位は「iPhone」「AQUOS」「Xperia」

 通信サービスを携帯電話・スマートフォンで現在利用している3万4962人を対象に、メインで利用している端末を聞いたところ、「iPhoneシリーズ」が38.7%と最も多く、次に「AQUOSシリーズ」が13.4%、「Xperiaシリーズ」が11.6%となった。

 通信サービス別でみると、4キャリア、サブブランド、MVNOともに「iPhoneシリーズ」がそれぞれ多い結果となった。

 メイン利用の端末の入手方法を聞いたところ、「通信事業者のショップで購入した」が41.3%と最も多く、次に「街のケータイショップで購入した」が19.7%、「家電量販店で購入した」が15.6%となった。

 通信サービス別でみると、4キャリアとサブブランドが「通信事業者のショップで購入した」、MVNOが「通信事業者のサイトで購入した」がそれぞれ多い結果となった。