ニュース

KDDIなど5社、通勤用相乗りタクシーの実証実験第2弾、今後は一般ユーザー利用も視野に

 KDDI、国際自動車、大和自動車、未来シェア、みんなのタクシーの5社は、通勤用の相乗りタクシーサービスの実証実験の規模を拡大、第2弾として11月2日~11月30日の期間で実施する。

 同実証実験は、スマートフォンアプリから乗車日と乗車場所、時刻を予約。感染症対策が施された専用のタクシー車両で混雑を避けて、安心かつ快適な環境で通勤できるもの。第2弾は、商用化前の最終フェーズという位置づけで運行の最適化、ビジネスモデルの検証などを目的としている。

 7月~8月にかけて実施した第1弾から、対象者を4000人へ拡大。実施エリアも、第1弾の中野区、豊島区、新宿区に加えて文京区、千代田区、中央区、台東区、墨田区、江東区が追加された。さらに、アプリケーションについても、au ID連携や遅延情報、運行ルート表示、予約確定通知といった機能が実装されている。

 第1弾では、実験対象者の利用意向は97%と高い数値を示しており、実験での対象はKDDI社員に限られるものの、同社では一般ユーザーの利用や企業が導入する仕組みも検討しているという。