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iPhone、iPad対応の動画作成アプリ「Clips」、HDR撮影やiPadの横向き表示に対応
2020年11月1日 09:00
Appleは、iOS向けの動画作成アプリケーション「Clips」の最新版「Clips 3.0」を公開した。
「Clips 3.0」をiPhoneで使うと、フルスクリーンで録画とエフェクトの追加をよりシンプルに行うことができる。iPadでは横向きでの使用にも対応し、「Apple Pencil」を使ったスクリブル(手書き入力)や、Bluetoothマウスまたはトラックパッドとの接続にも対応する。
「Clips 3.0」では、横向きまたは縦向きの複数のアスペクト比でビデオを作成でき、Instagramのストーリー、Snapchat、YouTube向けのコンテンツ作成にも適するほか、iPhone 12シリーズの背面カメラで撮影したHDR録画やコンテンツ共有に最適化され、一段とあざやかな色とコントラストのビデオが完成するという。
「Clip 3.0」は、縦向きまたは横向きでの撮影中に、録画スクリーンがビューアーの上部に浮かぶインターフェイスに刷新された。
ユーザーは、デザインが一新されたエフェクト、メディア、プロジェクトブラウザで、より多くのコンテンツを一度に確認できる。エフェクトブラウザを上にスワイプすると、画面一杯にステッカーやテキストラベルがつまったカードが表示され、これを使ってビデオを編集できる。
また、SNSへの投稿ぴったりの8つの新しいステッカーや、新たに追加された6つの矢印と図形、ビデオの長さに合わせて自動的に調整される25の新しいサウンドトラックなど、新しいコンテンツも追加されている。
iPadでは、横向きの画面で録画、編集によりiPadのディスプレイを最大限に活用できる。Magic KeyboardまたはSmart Keyboard、Bluetoothマウスまたはトラックパッドと一緒に使うと、より効率的にビデオ作成や編集が行える。
iPad OS 14の新機能「スクリブル」(手書き入力)にも対応し、ラベルやポスター内でApple Pencilを使った手書きの文字を、タイプされたテキストに変換できる。
縦向きと横向きビデオをサポートするClipsは、InstagramやSnapchat向けの縦向き動画と、YouTube向けの横向きビデオの両方が作成できる。iPhoneの「Clips 3.0」では、自動的に新しい16:9の縦向きプロジェクトが開き、SNSのプラットフォームに共有するビデオを録画できる。
「Clips 3.0」は、iPhone 12の背面カメラで撮影したHDRビデオに最適化され、色とコントラストの際立つビデオ作成が行える。HDRビデオを撮影して直接プロジェクトに取り込めるほか、写真ライブラリからHDR写真とビデオを追加でき、感染したビデオは自動的にDolby Vision HDRファイルとして共有できる。