ニュース

auの「GINZA 456」で見た「5Gエクスペリエンス」

 23日、アップルの「iPhone 12」「iPhone 12 Pro」が発売された。この日、iPhoneを扱う3キャリアのなかで唯一、セレモニーを開催したau。その新たな直営店「GINZA 456」を訪れてみた。

 GINZA 456は、23日、8時に開店。事前に予約したユーザーを受け入れた。店内の接客スペースは透明な板で区切られ、スタッフはマスクおよびフェイスシールドを装着して、新型コロナウイルス感染症の対策を整えた。

 当然ながら店内は5Gが使える環境。そこで、1.34GBのファイルを5G端末と4G端末で同時にダウンロードして、その違いを見てみた。

 5G経由では10秒程度でダウンロードを終えたところ、4G経由では300MB程度までしか進んでいない。5Gの高速通信であれば高品質な動画など大容量コンテンツを快適に使える様子がわかりやすく示された。

 一方で、5Gのサービスエリアはまだ限定的。そうした中でも、5Gエリア内であれば、より良い品質のコンテンツを楽しめるようにするのが、auが「iPhone 12」シリーズの登場にあわせて始めた「5Gエクスペリエンス」だ。

 筆者が今回、GINZA 456を訪れた際にはまだTELASAなどのアプリでは体験できなかった。

 アップルのサービスである「FaceTime HD」も5Gで体験できる機能であり、その名の通り、高品質なビデオ通話となっている。精細な映像でやり取りできることは、お互いの心もちょっとした表情の変化で伝えやすくなる。こうした品質の向上は、iPhoneに限らず、全ての5Gデバイスで体験したくなるところだ。

iPhoneのスマートデータモード

 ちなみにiPhone 12シリーズの設定メニューにある「モバイル通信」から「5Gオン」「5Gオート」「4G」といった設定がある。

 これが、アップルの言う「スマートデータモード」だ。

 ここを「5Gオート」にしておくと、5Gを必要としない場面では自動的に4G LTEへ繋がる。そして結果的にバッテリー消費を抑える。

 これは、auだけではなく、NTTドコモやソフトバンクでも活用できる機能だ。