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武田総務大臣、ドコモ子会社化報道に「かつてと時代が違う。社会環境に合致した健全なやり方を」

 武田良太総務大臣は29日、記者会見の中で、NTT(持株)によるNTTドコモ子会社化の報道を受けた質問に対し、「決定すればコメントする」としつつ、一般論として、かつてNTTドコモがNTTから分離された時代と社会環境が変化しており、「社会環境に合致した健全なやり方を期待したい」と語った。

 報道に対する受け止めを問われた武田大臣は「決定したとは伝わっていない。詳細のコメントは差し控える。決定すればコメントする」とコメント。

 続けて、NTTドコモがNTTから独立した経緯を踏まえ、あらためて子会社化することについて問われると「仮の話にコメントするのは差し控える」としつつも、「明らかに当時は、市内電話が圧倒的に多い時代。ここまで携帯電話が普及した時代と(かつてのNTT分離分割の状況は)社会環境に合致しない。社会環境に合致した健全なやり方を期待したい」とした。