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「嵐のVRコンテンツ」がソフトバンクの「5G LAB」に登場
2020年8月5日 12:49
ソフトバンクは、5G時代に向けたコンテンツ配信サービス「5G LAB」で、国民的人気グループの嵐のコンテンツを配信する。多視点で楽しめる「FR SQUARE」は7日から、VRコンテンツの「VR SQUARE」には14日から登場する。いずれも12月31日まで。
「FR SQUARE」では、音楽映像などを、好みの視点を選んで楽しめる。嵐とファンが人気曲「Love so sweet」を合唱する「5G バーチャル大合唱」で制作した映像が配信され、メンバー1人1人の映像として楽しむこともできる。
「VR SQUARE」では、VRゴーグルを装着して、嵐の5人に囲まれているようなコンテンツになる。嵐がまるで目の前で「Love so sweet」を歌って踊っているかのような体験ができるという。VRゴーグルなしでも楽しめる。
利用料金は無料。ソフトバンク回線以外のユーザーや4G回線、Wi-Fi接続でもコンテンツを楽しめる。
メディア向け発表会には、同社代表取締役社長の榛葉 淳氏とアイドルグループ「嵐」の5人が登場。今回登場するVR(Virtual Reality、仮想現実)やFR(Free view point Reality、多視点)を使ったコンテンツを実際に体験。嵐が今後5Gで体験したいコンテンツも知ることができた。
新時代の幕開けと語る榛葉氏
ソフトバンク代表取締役社長の榛葉 淳氏は、5Gにより遠隔治療や産業自体の変化、ライフスタイルの変化がおきると信じているという。
ソフトバンクでも、対応するスマートフォンの供給やリーズナブルな料金、5G基地局整備など5Gを使える環境の整備はもちろん、サービスとコンテンツにも力を入れていくという。
全国23万カ所の基地局の5G化、約2万人のソフトバンクショップスタッフ、5000人を超えるコールセンタースタッフで、5G時代においてもユーザーをしっかりとサポートしていく。
5Gコンテンツでは、ソフトバンクではすでに5G LABをサービスインしており、今回核となるコンテンツを制作した。今回は、日本国民誰もが知る「嵐」と共同でコンテンツを制作。FRで嵐のメンバーひとりひとりの映像体験や、VRで6人目の嵐になった感覚を体験してもらいたいとしている。
バーチャル大合唱で、ウィズコロナの新時代を
続いて、嵐の櫻井翔、二宮和也、松本潤、大野智、相葉雅紀が登壇。
嵐の5人がファンとバーチャルで大合唱する「バーチャル大合唱」が、新CMと新しいコンテンツの核となる。ファンがそれぞれ自宅などで嵐の楽曲「Love so sweet」を歌唱、その映像がバーチャル空間に配置され、中央のステージにいる嵐の5人と大勢のファンがいっしょに大合唱するというもの。
新CMでは、「バーチャル大合唱」で5Gの魅力を発信していく。新CMを見た松本潤は「みんなの声がリアルに聞こえる」とコメント。ファンとのつながりを実感したという。
また、採用されたファンには、オリジナルの映像を後日送付する予定。オリジナルの映像では、送付されるファンの映像と嵐の5人がメインの映像となっており、よりファンと嵐の5人が近くで触れ合う映像になる。
5G LABのコンテンツを体験
「バーチャル大合唱」は、5G LABのコンテンツとしても無料配信される。
FR SQUAREでは、「バーチャル大合唱」で歌唱中の嵐のメンバーそれぞれの映像を、ユーザーが自由に選択し鑑賞できる。5人全員の映像や各メンバーの映像を複数表示させられる。
FRコンテンツは二宮和也が体験。メンバーの名前をタップするだけでかんたんに切り替えられるとコメント。また、松本潤は、これまでは「ファンに見てほしい」映像を編集していたが、ここでは「ファンが見たい」映像を届けることができると話す。
VR SQUAREでは、歌唱中の嵐のすぐ近くにいるような体験ができる。体験した相葉雅紀は、「実際よりも近い」と、当事者ならではのコメント。
VRゴーグルでは360°の映像を配信。自身が振り返ると後ろの映像になり、天井や足元のステージも見られる。体験中の相葉雅紀は、終始振り返ったり映像の向こうの自分に触れようと動いていた。
嵐のメンバーが5Gでやりたいこと
最後に嵐の5人がそれぞれ5Gで叶えたい夢の話題に。
二宮和也は「5Gでなんでもドローン」。遠隔地でも低遅延で高速通信を実現する5Gであわよくば自分自身も運んでほしいと語る。
大野智は、「大野智の史上初!誰もやってないキャンプ」。自身は本格的にキャンプをしたことがないというが、世界各地の風景を5Gで通信し、その日その時の気分で場所を移動できるキャンプを体験したいという。
相葉雅紀は、「キックボクシング 5G武者修行」。トレーニングの一環としてキックボクシングに取り組んでいるという相葉雅紀。離れた場所にいる対戦相手とVRで対戦してみたいと語る。
櫻井翔は、「5G スマホ病院」。5Gが医療の分野で期待されているというところに着目。身近で診療を受けられる新しい診療の形に期待を寄せる。
松本潤は、「5Gパーソナルバーチャルトレーナー」。日々のトレーニング以外にもロッククライミングやマラソンなどの場面で、VRでまるでその場にトレーナーがいるかのように指導を受けてみたいとコメントした。
最後に、松本潤は5Gが作り出すさまざまなコンテンツ、サービスを通じて「新たな景色をみんなといっしょにつくっていきたい」と話した。
ソフトバンク5Gユーザー以外でも無料で楽しめる
5G LABはソフトバンクの5Gユーザーでなくても、ソフトバンクの4GLTE回線のほか、他社回線やWi-Fi接続でも楽しめる。
利用料金は無料。多視点で合唱を視聴できるFRコンテンツは、5G LAB内の「FR SQUARE」で8月7日~12月31日、メンバーの近くでライブ体験できるVRコンテンツは、「VR SQUARE」で8月14日~12月31日まで体験できる。
【追記 2020/8/5 14:16】
メディア向け発表会の様子を追記しました。
【追記 2020/8/5 17:16】
ソフトバンク5Gユーザー以外でも利用可能を追記しました。
【お詫びと訂正】
本記事初出時、「5G LAB」の記載が誤っておりました。お詫びして訂正致します。