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KDDI、「Team au」に行動分析AIや「au CLIMBING WALL」でトレーニング支援

 KDDIは、クライマーチーム「TEAM au」の支援を目的として行動認識AIを活用した選手の分析、所属する野口啓代選手の実家に練習設備「au CLIMBING WALL」の建設支援を実施した。

 TEAM auは、2016年に結成されたクライミング競技のチーム。KDDIはこれまでもこの取り組みを通じて選手をサポートしてきたが、日本国内では、国際規格に準拠したスピードウォールが不足していることを受けて、今回の建設支援実施に至った。au CLIMBING WALLでは、クライミング競技のリード、スピード、ボルダリングの3種目に対応し、これは世界的にも貴重な施設という。

行動分析AI使用のイメージ
au CLIMBING WALL

 さらに、KDDI総合研究所による「スポーツ行動認識AI」を活用したクライミング分析の仕組みでは、スピード種目の様子をスマートフォンで撮影。クラウドサーバー上で解析し、選手の骨格の動きなどを捉え、選手の姿勢や移動軌跡、移動速度をリアルタイムに認識・分析し選手たちに提供したタブレットで確認できるようにする。

 高精細な映像を5Gで経由サーバーへ伝送することで、従来よりもAIが分析できるポイントが増えているという。

 野口選手はAIを活用したトレーニングについて、これまで感覚に頼っていた部分を映像で可視化できたことで、より確信を持ってトレーニングできるようになったと好印象を語る。

睡眠モニター

 この他、選手のコンディション管理として、睡眠を可視化して快眠のためのアドバイスをする「Sleep-tech」も一部のTEAM au選手に対して提供される。