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【今日は何の日?】ソフトバンクの「アメリカ放題」無料キャンペーンが“再開”された日

2020年4月10日、本誌「ケータイ Watch」は、創刊20周年を迎えることができました。20周年となる2020年度、本誌では、日々「これまでの20年」を振り返ってまいります。

 ソフトバンクでは、アメリカ本土やハワイで「アメリカ放題」というサービスを実施しています。アメリカ国内や日本宛の通話やSMSとデータ通信が使い放題になるサービスです。

 サービス利用料は無料で利用できます。また、サービス開始から長い間iPhoneやiPadのみが対象機種でしたが、今年の3月7日からソフトバンク全機種に拡大、さらにSprint回線以外にもAT&TやT-Mobile USAなど対象の回線が増えました。

 筆者も3年ほど前にアメリカで「アメリカ放題」を利用したことがありました。日本の携帯回線の環境と比べると繋がりづらい部分はありましたが、通常使用であれば問題なし。エリア内であれば速度もしっかり出ますし、なにより現地で回線契約をしなくても手持ちのスマートフォンを利用できるのは、大変素晴らしいサービスです。

 現在では無料で利用できるサービスとして認知されていますが、一時これが有料(無料キャンペーン終了)であった時期がありました。

 アメリカ放題は2014年9月19日にスタートしました。基本料金を月額980円に設定されましたが、利用料無料キャンペーンを実施しており、無料で利用できました。

 これが約2年後の2016年7月1日にキャンペーンを一旦終了しました。しかし、利用者が再度申し込みが必要になるなど混乱があったため、ソフトバンクは15日に再度無料キャンペーンを再開しました。

 2020年3月6日までは、2016年7月15日に再開した無料キャンペーンが続いているという形になっていました。3月7日からは、正式に利用料無料のサービスとなりました。

 また、iPhoneやiOSに限らずソフトバンク全機種で、申し込み不要で利用できます。アメリカによく出張や旅行に行くユーザーにはありがたいサービスでしょう。

 ひとつ気がかりなことは、SprintとT-Mobileが合併したことです。

 アメリカ放題は、Sprintがソフトバンクグループとなったことで実現したサービスでした。これが、T-Mobileとの合併によりグループを離れることとなり、ソフトバンクグループもT-Mobileの保有株式の一部を売却しています。

 新型コロナウイルスで渡米できる日は当面先になりそうですが、「アメリカ放題」サービスの行方はどうなってしまうのか。注目したいところです。