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5Gを活用したい企業は過半数超え、IDC Japanの「2019年 5G企業ユーザー調査」

 IDC Japanは、5Gのビジネス利用などについての「2019年 5G企業ユーザー調査」の結果を発表した。

 調査対象は国内企業(従業員数50名以上)にフルタイムで勤務し、携帯電話やデータ通信カード、パソコンの導入に関する選定に関係する20歳~69歳のフルタイムワーカー1087名。

各テクノロジーに関する採用状況

 調査結果によると、「5Gを利用意向あり」と答えたユーザーは全体の53%と過半数を超過した。続くAIについても54.2%と高い水準で並び、Wi-Fi 5の46.1%、ロボティクスの44%という結果だった。

 利用意向のあるユーザーを業種別に見ると情報通信業が67.7%でトップ、サービス業や建設土木業、製造業など多くの業種で高い意向利用が見られたという。

 5Gの利用を検討している機器の種類については、スマートフォン・携帯電話が64.6%でトップ。続いてノートパソコン(61.2%)、タブレット端末(49.4%)となった。

 スマートフォンでの利用を期待している理由としては「大容量のデータをやりとりしやすい」というメリットが挙げられ、低遅延性については下位に留まったという。ただし、XR関連での期待を寄せるユーザーは低遅延性を挙げる比率が高まったという。

5G利用検討機器(5G利用意向者ベース)

 また、5G機器の利用を検討していないと答えたユーザーにその理由をたずねたところ、5G端末の価格や月額通信料金が多く挙げられた。また、XR関連では用途の不足を指摘する声もあったという。