ニュース
ジャストシステム、一太郎と連携するメモアプリ「一太郎Pad」をリリースへ
ATOKクラウド辞書サービスの更新も
2019年12月4日 18:48
一太郎初の手軽なメモアプリ
一太郎Padは、スマートフォンやタブレット向けのメモアプリ。一太郎の最新バージョン「一太郎 2020」との連携が可能。キーボードからの文字入力のほか、音声入力にも対応する。また、撮影した写真に写る文章をテキスト化することもできる。
また、タッチパネルでの入力では面倒に思いがちな日付や「……(3点リーダ)」のほかカッコなどを入力する専用のボタンも備えるUI。カタカナや英数の半角・全角の統一や不要な字下げ、スペースなどを一括処理してくれるほか、誤字脱字の簡易チェックも可能。
また、アプリで作成したメモはWi-Fi経由で一太郎2020がインストールされたパソコンへ転送できる。スマートフォン(タブレット)がパソコンと同じWi-Fi環境下にあれば、一太郎Pad側で転送操作をするだけで簡単にパソコンと共有することが可能。出先で手にした資料を撮影、パソコンと同期することで見栄えの良いきれいな書類を作れる。
現状では、一太郎Padをインストールしたデバイス同士での転送やファイル同期などには対応していないが、ジャストシステム ソリューションストラテジー事業部の佐々木孝治氏によると「要望があれば、今後検討していく」とのことだった。
開発された背景として佐々木氏は「近年では、スマートフォンのメモアプリやカメラでメモを取るというのは典型的な使い方。文字入力の多様性を鑑み、そうした手軽さを一太郎でも実現した」と語る。
ATOKクラウド辞書の更新
ATOKクラウド辞書サービスは、2020年2月1日にクラウド辞書サービスを更新、三省堂の辞書「大辞林4.0」、「ウィズダム英和辞典 第4版」「ウィズダム和英辞典 第3版」を搭載する。
文字列を変換中に、任意の単語を大辞林の中から、また英単語の意味や和訳・英訳をウィズダムの中から検索し、表示できる。
この機能は、WindowsやmacOSだけでなく、Androidでも利用できる。利用には、ATOK Passport [プレミアム](月額500円)の契約が必要。
オトナの隠れ家、執筆や趣味の没頭に
ジャストシステムは同社が運営するショッピングサイト「Just MyShop」において、一太郎2020の発売を記念し、ダンボール製の組み立て式ブース「OTONA基地 一太郎35周年記念BASE by UNITEBOARD」を2020年2月7日より発売する。予約受付は12月4日から開始している。
オトナ基地は、ダンボールでできた一畳ほどのブース。デスクとクローゼット、本棚を備える。素材は再生古紙「KAMIITA(かみいた)」を採用。木のような高級感を演出し、飲み物などをこぼしてもすぐに拭き取ればダメージはない。
デスクと天板の耐荷重は約30kgで、電源コンセントも備えている。一太郎ロゴと一太郎 35周年ロゴが同梱する。