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東京都、通信キャリアと連携し5Gの早期実現を目指す「TOKYO Data Highway基本戦略」を発表

 東京都は、ICT政策として、通信キャリアなどと協力し、5Gネットワークを早期に構築する「TOKYO Data Highway基本戦略」を発表した。

 TOKYO Data Highway基本戦略は、内閣府が提唱する「Society 5.0」を実現するために、モバイルインターネット網が基幹インフラになると考え、東京都が5Gネットワーク構築を推し進めるもの。

 同戦略の構築に向けて、東京都が保有する「東京ビッグサイト」などの施設や道路を開放し、通信キャリアなどの基地局の設置をサポートする。設置可能な施設はデータベースで提供され、ワンストップの窓口により利用手続きの簡素化を図る。

 また、ポテンシャルが高い地域や施設は5Gの重点整備エリアとして設定する。各通信キャリアが整備をする五輪会場に加えて、利用者が多く政策誘導が可能な「西新宿都庁近辺」、ICTによる研究環境を構築するための「東京都立大学」だ。加えて、東京都自らも先端技術を利用した5G施策を展開していくという。

 これらの取り組みを推し進めるため、各通信キャリアと東京都が連携する仕組みを構築していく。

 特定エリアでの実証実験を通して、都内全域で5Gネットワークによる取り組みを展開していく。最終的には、日本全国に向けて取り組みを広げていくという。