ニュース

若年層女性は67%がInstagramを使用、SnapchatやFoodieも人気

 ニールセン デジタルは、若年層女性のInstagramアプリ利用状況を発表した。同レポートは、協力者のスマートフォン利用状況を自動計測するスマートフォン視聴率「ニールセン モバイル ネットビュー」のデータを基にしている。

 同社調査によると、Instagramアプリの利用者数推移は、2019年6月に2257万人になった。前年同月比で+15%の成長で、2014年6月から5年間の推移では成長率が年々鈍化しているが、スマートフォンからのインターネット利用者の増化率を大きく上回る成長を続けている。

Instagramアプリ利用者数推移

 Instagramの利用率は、2014年6月は全体利用率が7%にとどまったが、2019年6月には32%へと大きく成長している。このうち、5年前と比較して利用率の変化が最も大きかったのは18~29歳の女性で、2014年には17%だった利用率が2019年には67%に伸びた。

Instagramアプリ性年代別利用率推移(2014年6月 Vs 2019年6月)

 同世代女性のInstagramユーザーが特徴的に利用しているアプリでは、Foodie、LINE Camera、SNOWなどの写真加工系アプリや、ホットペッパービューティー、GUなどファッション・ビューティー系のアプリの利用率が高い傾向となった。

 前年同期比で大きく利用者数を伸ばしたアプリはSnapchatで、利用者数が急増したのは2019年5月頃で。同時期に提供開始された、性別を変更するARフィルターを試すために利用者が急増したと分析する。

 その他、成長率が大きいアプリはフード専用カメラアプリのFoodieで+31%。ファッション・ビューティー系ではホットペッパービューティーが+15%となった。

8~29歳女性のInstagramユーザーが特徴的によく利用するアプリ

 同社では、5年前にはスマートフォン利用者の7%しか利用していなかったInstagramが、若年層女性に牽引されて成長したように、他のサービスも今後急成長する可能性が十分に考えられると分析する。