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Galaxy UnpackedにマイクロソフトのナデラCEOがサプライズ登場、協力関係を拡大

 サムスン電子とマイクロソフトは、協業関係の新たな展開として、両社のデバイスやアプリ、サービスをシームレスな体験を提供すると発表した。

サムスンのDJコー氏(左)とマイクロソフトのナデラCEO(右)

 7日(米国時間)に開催されたサムスンの新製品発表会「Galaxy Unpacked」には、マイクロソフトのサティア・ナデラCEOがサプライズゲストとして登場した。

 協業関係の新たな第一歩として、発表されたばかりの「Galaxy Note10」ではWindowsパソコンとスムーズな連携を実現。Galaxy Note10に搭載される「Outlook」では、プライベートと業務用の情報を統合的に管理できるほか、Sペンでメールやカレンダー、連絡先にカーソルを当てるだけでプレビューを表示できる。

 またGalaxy Note10の写真アプリ「Samsung Gallery」は、マイクロソフトのクラウドサービス「OneDrive」と同期できる機能が搭載される。

 Galaxy Note10のクイックパネルには、Windowsパソコンとの同期をONにするボタンが用意される。メッセージの送信、通知管理、写真同期、電話のミラーリングなど、Windows 10搭載パソコンとシームレスにつながる。

 登壇したナデラCEOは「両社はハード、ソフト、サービスで長く協力してきたが、今回の新たな展開はより広く、より深い形へシフトする。これまでのアプリは、1つのデバイスで利用されることを想定したものだったが、5GとAIの時代を迎え、我々はそうした考え方や想像を改める。これからはマルチデバイス、マルチセンスになる」と語り、デバイスの垣根を越えたシームレスな体験の重要性をアピールした。