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迷子の居場所をQRコードから連絡、「おかえりQR」を都内の郵便局で発売

 昭文社は、シール型のQRコードを通して、認知症や迷子の人、ペットなどの居場所を発信できる早期発見支援サービス「おかえりQR」を、東京都の郵便局の窓口で発売した。

「おかえりQR」取扱説明書
「おかえりQR」シール本体

 「おかえりQR」は、自分の居場所がわからなくなった認知症や発達障害、迷子の人、ペットが、無事に家族の元へたどりつけることを目的としたサービス。持ち物などに貼られたシールを発見した人がスマートフォンや携帯電話でQRコードを読み取り、ブラウザ上で操作することで、現在の状況や発見場所を即時に家族へ知らせることが可能。

 同サービスは2018年10月より埼玉県の一部郵便局で試行販売をスタート。その後、Amazon.co.jpや楽天市場での販売などを経て、実際の利用者からの意見や評価をもとにデザインや価格などを見直し、都内すべての郵便局窓口で本格販売を開始されることになった。

サービス利用の流れ
サービスの特徴

使い方

 通知メールからは発見場所や待機場所を地図で確認できる。また、QRコードを読み取った発見者は近くの交番の位置と、発見場所からの経路がわかる。

 サービスを利用するには、事前に「おかえりQR」シール購入後、シールシートに記載されたID番号と通知メールを受け取るメールアドレス(最大3件)を設定する必要がある。

 シールシートの価格は1800円(税抜)。シート構成は大サイズ(43×60mm)4枚、小サイズ(25×35mm)6枚の10枚。サービスの利用は無料だが、利用期限は1年間で、継続利用の場合はシールの再購入が必要となる。

 販売は東京都全域(離島含む)の郵便局のほか、Amazon.co.jpおよび楽天市場でも行われている。

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