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auから「Galaxy S10+ SCV42」、3つのメインカメラと2つのインカメラ
2019年5月13日 10:36
KDDI、沖縄セルラーは、メインカメラに3つのレンズを搭載し、画面内指紋センサーが特徴のサムスン電子製Androidスマートフォン「Galaxy S10+ SCV42」を2019年夏モデルとして取り扱う。発売はau夏モデルとしてはもっとも早い5月23日。端末価格は12万960円で、毎月割のある旧プランで契約する場合の合計の割引額は、端末価格の半分に当たる6万480円。
「Galaxy S10+ SCV42」は、サムスン電子が2月にグローバルで発表していた「Galaxy S10+」のau向けモデル。従来モデルよりも0.7mmの薄型化、14gの軽量化を実現し、IP68の防水・防塵に対応する。
「Galaxy S10」「Galaxy S10+」の基本的なスペックは同一となるが、ディスプレイのサイズやバッテリー容量、インカメラのレンズ数などが異なる。ディスプレイのサイズはGalaxy S10が6.1インチ、Galaxy S10+が6.4インチ。インカメラはGalaxy S10が1つ、Galaxy S10+は2つ搭載される。バッテリー容量はGalaxy S10が3300mAh、Galaxy S10+が4000mAh。
3つのメインカメラと2つのインカメラを搭載
背面のメインカメラは3つ搭載され、超広角レンズ(1600万画素、画角123度、F2.2)、広角レンズ(1200万画素、画角77度、F1.5/F2.4)、望遠レンズ(1200万画素、画角45度、F2.4)という構成で、スペックはGalaxy S10と共通。
背面メインカメラの望遠レンズは、いわゆる2倍に近い画角・焦点距離となっているが、これは使用頻度の高い2〜4倍のズーム域を重視したためだという。超広角レンズの画角123度は、人間の視野角に近く、風景撮影に効果を発揮する。画角77度の広角レンズがもっともスタンダードなレンズとなり、もっとも明るいレンズで、前モデル同様に絞りを切り替えられるデュアルアパチャーにも対応している。
インカメラはシングル構成のGalaxy S10と異なり、Galaxy S10+では2つ搭載する。1000万画素、画角80度、F1.9のレンズと、800万画素、画角90度、F2.2のRGB深度カメラという構成で、オートフォーカスにも対応する。Galaxy S10と異なり、深度カメラが搭載されているため、セルフィー時の背景をぼかす機能は光学処理で、人物以外の被写体にも対応する。
4K解像度での動画撮影が可能。手ぶれ補正機能が強化され、ワイドレンズを使って手ぶれ時の動きを大きく吸収することにより、自転車に乗せての撮影など、激しい動きでもカメラの揺れを抑え、まるでアクションカメラで撮影したような映像が撮影できる。
超音波式ディスプレイ内指紋センサーを搭載
ディスプレイは新開発のDynamic AMOLEDディスプレイを搭載。色の正確性が向上し、HDR規格「HDR10+」認証を取得している。色味は地域ごとに好みがあるので、アジア向けの青寄りの鮮やかな表示がデフォルト設定となっているが、欧米のユーザーに好まれる温かみのあるナチュラルな色味に切り替えることもできる。ブルーライト低減機能も搭載。インカメラ部分に穴を開けたパンチホールディスプレイを採用し、本体前面の画面占有率は91.6%となっている。
ディスプレイ内部に超音波式の指紋センサーを搭載。従来の光学式と異なり、指紋の3次元形状による認証が可能となり、認証速度も高速化する。この指紋センサーがディスプレイに内蔵されたことにより、従来機種のような背面の指紋センサーはなくなっていて、背面パネルのデザインがシンプルなものとなっている。
大容量バッテリーで1日中使用可能、他のデバイスへのワイヤレス給電も対応
4000mAhの大容量バッテリーを搭載し、1日中使用することができるとしている。「Galaxy S10+」では、ベイパーチャンバー方式の冷却システムを採用し、高い放熱性を実現した。これにより、ゲーム中などでの端末温度の上昇を抑える効果が期待できる。なお、「Galaxy S10」には搭載されていない。
ワイヤレスパワーシェアと呼ばれる他のデバイスへのワイヤレス給電に対応。Qiに対応した他のスマートフォンに加え、「Galaxy Watch」「Galaxy Buds」などの対応したウェアラブルデバイスにも給電することが可能。
ワイヤレス給電機能はステータスバーを下スワイプで表示させるクイック設定のアイコンからオンにできる。給電中は給電終了のUIが最前面に表示され、スリープ以外の操作ができないが、Qi充電時は本体を伏せるように置き、Galaxy S10の上に充電する機器を置くので、そもそも給電しながら本体を操作することは想定していない。
主な仕様
ディスプレイは6.4インチ、1440×3040ピクセル(WQHD+)、19:9のDynamic AMOLED(有機EL)ディスプレイ。チップセットはQualcommのSnapdragon 855(SM8150)で、2.8GHz駆動のオクタコア。8GBのRAM、128GBのストレージを搭載している。最大512GBまでのmicroSDXCカードを利用できる。
メインカメラは約1600万画素の超広角カメラと約1200万画素の広角カメラ、約1200万画素の望遠カメラ。インカメラは約1000万画素と約800万画素のRGB深度カメラ。
OSはAndroid 9 Pieで、ユーザーインターフェイスはOne UI。無線LANはIEEE 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.0をサポート。ステレオスピーカーと3.5mmのイヤホンジャックを搭載する。IP68の防水・防塵、おサイフケータイ、ワンセグ・フルセグ、ワイヤレス充電に対応している。指紋認証、顔認証をサポートする。外部端子はUSB Type-C。
バッテリー容量は4000mAh。大きさは約157.6×74.1×7.8mm。重さは約175g。ボディカラーはプリズムブラック、プリズムホワイトの2色。
本体には試供品という形でクリアケースが付属し、保護フィルムも試供品という形で貼り付け済みの状態で販売される。このほか、AKGがチューニングしたイヤホンマイクも同梱される。
なお、グローバル版では対応しているWi-Fi 6(IEEE802.11ax)については、アップデートにより対応する予定で、発売時点では非対応となる。日本国内では法整備完了後の対応となるため、現時点での対応時期は未定。
キャンペーン
「Galaxy S10 SCV41」「Galaxy S10+ SCV42」を発売日前日までに予約し、6月9日までに購入し、専用応募ページで6月16日までに申し込むと、サムスン純正のワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds(ホワイト)」が応募者全員にプレゼントされる。賞品の発送は6月下旬以降。
【お詫びと訂正 2019/05/15 17:28】
記事初出時、無線LANの対応通信規格に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。