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刺激の少ない光で夜間の天体観測を助ける「NightVision Light」がアップデート

 光学機器メーカーのビクセンは、夜間の天体観測中にスマートフォンやタブレットをライトとして使うためのアプリ「NightVision Light」をバージョンアップし、電球色を選べる機能を追加した。アプリの利用料金は無料。

NightVision Light

 「NightVision Light」は、スマートフォンやタブレットの画面全体を光らせてライトとして使えるアプリ。これまで、目に刺激の少ない赤色ライトとして利用できたが、今回のバージョンアップで電球色も選べるようになった。

電球色が選べるように

 夜間の天体観測では、暗い天体を撮影するために目を暗闇に慣らして観測するが、星図の確認や天体望遠鏡、カメラの操作などで手元を照らす際に、懐中電灯などの白色光で照らしてしまうと、暗闇に慣れて開いた瞳孔が小さくなる。これを防ぐために、同アプリでは目に刺激の少ない明かりを生み出す。

 従来から対応している赤色ライトには目を刺激しないメリットがあるが、撮影中のカメラの近くで使用すると、写真が赤っぽくなる色被りの原因になる。そこで、なるべく目を刺激せずに、色被りへの影響にも配慮した電球色が新たに追加された。光量調整や照度記憶にも対応している。