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ファーウェイ、最新イヤホン「HUAWEI FreeArc」「HUAWEI FreeBuds Pro 4」などを発表

 ファーウェイ・ジャパン(HUAWEI)は7日、2025年 Q1 新製品発表会を開催し、スマートウォッチ「HUAWEI WATCH D2 ウェアラブル血圧計」の一般発売を発表した。また、フルワイヤレスイヤホン「HUAWEI FreeArc」および「HUAWEI FreeBuds Pro 4」、さらにオンデーズとのコラボモデル「HUAWEI Eyewear 2」の新モデルも発表した。

HUAWEI WATCH D2 ウェアラブル血圧計

 「HUAWEI WATCH D2 ウェアラブル血圧計」は、管理医療機器を取得している血圧測定機能や心電図測定機能を備えたスマートウォッチ。

 いつでも手首で血圧を測定可能で、定期的な測定頻度の設定や、睡眠時の自動計測にも対応し、1日を通しての傾向や状態を把握できるようになった。また測定結果は「HUAWEI Health」アプリに連携され、データはPDFなどに出力することもできる。

 家庭用心電計プログラム 管理医療機器を取得している心電図測定機能は、本体側面のボタンに約30秒間、人差し指を当てるだけで測ることができる。心電図のデータも「HUAWEI Health」アプリに連携され、PDFなどに出力することができ、医師と共有することも可能。

「HUAWEI WATCH GT 5 Pro」もアップデートで心電図機能に対応

 さらにヘルスケアアプリ「HELPO」と連携し、HUAWEI Healthユーザーはいつでも、医療従事者に相談できるチャットや、オンライン診療を利用できるほか、HUAWEI Health ユーザー限定のHELPO特別プランが提供される。加入特典として、初月無料やファーウェイ製品5%割引クーポンなどがもらえる。

 カラーは、フルオロエラストマーベルトの「ブラック」と、ホワイトレザーベルトの「ゴールド」の2種類で、2月13日に発売。価格は6万280円。

価格と販売チャネル

 またスポーツ向けの交換ベルトを数カ月以内に発売する予定。素材は、汗に強いフルオロエラストマーで、血圧測定に使用するカフパーツは付属しない。

数カ月以内に、スポーツ向けベルトを発売予定

BtoBでも活用されるHUAWEI WATCH D2

300社以上に導入されている

 HUAWEIのウェアラブルデバイスは、病院や介護施設、交通機関など、さまざまな分野で重要な役割を果たしている。さらに、日本では4つのシーンに焦点を当てたソリューションを提供しており、これまでに300社以上に導入されている。

 今回、「WATCH D2」を活用した新たな取り組みとして、介護・福祉施設の高齢者や患者の安全と健康をケアする施策が発表された。また、パートナー企業からは実際の導入事例も紹介された。

 テクノクラフトは現在、「HUAWEI WATCH 4」を用いた健康見守りシステムを提供している。さらに今回、新たに「WATCH D2」とクラウドを連携させ、血圧や心電図を含むバイタルデータを活用したソリューションを提供することになった。たとえば、介護施設では、高齢者のバイタルデータを1日に何度も測定し、手作業で入力していたが、「WATCH D2」の導入により、血圧や心電図を含むデータが自動で記録されるようになる。

テクノクラフト 松葉健一執行役員

 また、enstemは「WATCH D2」が医療認定機器を取得していることから、新たなソリューションとして病院向けサービスの展開が可能になったと発表した。さらに、既存のソリューションとしてタクシーや運送会社のドライバー向けに乗車前の健康管理サービスを提供していたが、「WATCH D2」を導入することで、血圧などのデータも活用できるようになるという。

enstem 山本寛大代表取締役

HUAWEI FreeArc

 「HUAWEI FreeArc」は、オープン型の耳掛け式ワイヤレスイヤホン。形状記憶合金のニッケルチタン合金を使用したワイヤーと、医療分野でも使用される液状シリコーンを採用し、快適な付け心地を実現した。またファーウェイ初のIP57相当の防滴・防塵に対応しているため、ワークアウト中の汗も機にすることなく使えるという。

 イヤホンには2つのマイクが配置されクリアな音声通話ができるほか、イヤホンで流している音と逆の音波を外側に出すことで、音漏れを防止する設計となっている。

マイクと音漏れ防止のためのスピーカー

 カラーは「ブラック」、「グレー」と「グリーン」の3種類。想定価格は、1万8800円。本日からクラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING」で支援を受け付ける。

価格

プロランナーはHUAWEI FreeArcを「嬉しい」と評価

 アンバサダーを務めるプロランナー神野大地氏は、「FreeArc」の付け心地について、「長時間、着用していても不快感がなくて嬉しい」と評価。また、装着したまま走った場合も「周囲の音や、自分の足音を聞いたりして、安全性を確保しつつ走ることが重要なため、その中で音楽を楽しめるという点は嬉しい」と話した。

プロランナー 神野大地氏
IP57の防滴に対応している点も、突然の雨も心配せず使えるから「嬉しい」と話した

HUAWEI FreeBuds Pro 4

 「HUAWEI FreeBuds Pro 4」は、ファーウェイオーディオのハイエンドとなるカナル型ワイヤレスイヤホン「FreeBuds Pro」シリーズの最新モデル。

 100dB相当の大きな雑音の中でも、クリアな音声を届けられるノイズリダクションや、弦楽器から着想を得たゴールドで縁取りしたデザインを特徴としている。また、イヤーチップにもこだわり、従来のシリコーンイヤーチップの他に、形状記憶フォームイヤーチップを同梱している。

 カラーは「ブラック」、「ホワイト」と「グリーン」の3種類で、価格は2万8800円。発売は、本日7日。

価格と販売チャネル

OWNDAYS×HUAWEI Eyewear 2 Titanium Edition

 「OWNDAYS×HUAWEI Eyewear 2」は、オンデーズとファーウェイが手掛けたスピーカー付きメガネ。

 今回新たに、「Titanium Edition」として「フルリム model」と「ハーフリム model」がラインアップに追加された。カラーはどちらも「ダークガンメタル」と「シルバー」の2種類。

 価格は3万7800円で、本日7日からオンラインストアで予約を受け付ける。発売日は2月14日。

価格と販売チャネル

企業向けソリューションもファーウェイに

 最後に、ファーウェイ 日本・韓国リージョンプレジデントのハ・レイ氏は、ファーウェイの端末がさまざまなカスタマイズに対応しており、電源を入れた際の起動アニメーションのカスタマイズも可能であると説明。また、同社は何年も前から法人向けの専門チームを立ち上げており、より多くの分野の顧客からの問い合わせを歓迎すると述べ、締めくくった。