楽天、クラウドネイティブネットワークの実証実験に成功

　楽天モバイルネットワークは、2019年10月に予定しているMNOとしてのサービス開始に向けて、完全仮想化クラウドネイティブネットワークにおけるデータ通信の実証実験に成功したと発表した。

　同社は、無線アクセスネットワーク（RAN）からコアネットワークまでを仮想化した「クラウドネイティブネットワーク」を構築することで、安定性やコスト効率の向上を目指す。また、サービス開始時から5G導入を見据えた「5Gレディ」な設計とする。

　今回の実証実験は、東京・二子玉川周辺で2月3日から実施。メッセージアプリ「Viber」やスピードテストなどを通じて、データ通信における安定稼働を実証した。今後はエリアやテスト参加者を増やしながら実験を繰り返し、音声通話のテストも順次行いながら、サービス開始に向けた検証と改善を進める。

アルティオスターと戦略的資本提携に合意

　楽天は同日、米アルティオスターと戦略的資本提携について合意したことを発表した。楽天モバイルネットワークのサービスインに向け、アルティオスターの仮想化RANソリューションを活用して先述のクラウドネイティブネットワークを構築していく。