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クアルコム、セルラーIoT向けの「9205 LTEモデム」発表
2018年12月18日 12:29
クアルコムは、IoT機器向けのモデムチップ「Qualcomm 9205 LTEモデム」を発表した。
9205 LTEモデムは、LTEカテゴリーM1とNB-IoTに対応するIoT機器向けのモデムチップ。2G(E-GPRS)にも対応するマルチモードモデムで、LTEカテゴリーM1での音声機能もサポートする。アセットトラッカー、ヘルスモニター、セキュリティシステム、スマートシティセンサー、スマートメーター、ウェアラブルトラッカーなどの用途を想定している。
前世代の「MDM9206」と比較して待機時の消費電力を最大70%削減、大きさは50%の小型化を実現した。ソフトウェアの互換性は保たれており、モジュールメーカーは従来の資産を活用できる。
最大800MHzで駆動するCortex-A7のプロセッサーを搭載し、OSはThreadXとAliOS Thingsをサポートする。Alibaba Cloud Link One、China Mobile OneNET、DTSTON DTCloud、Ericsson IoT Accelerator、Gizwits、Verizon ThingSpaceなどのクラウドプラットフォームに対応するLTE IoT SDKを利用して、カスタムソフトウェアを開発できる。