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シャープ、IoT家電と連動する小型テレビ
2018年8月27日 15:44
シャープは、宅内で持ち運んで利用できる小型の液晶テレビ「AQUOSポータブル」シリーズ3機種を9月20日に発売する。
「AQUOSポータブル」は、キッチンや風呂などでも利用できる防水仕様の小型テレビ。モニター部とチューナー部を分離した構成で、モニター部のみを宅内で自由に持ち運び、好きな場所でテレビを視聴できる。
モニター部はIPX7相当の防水性能を備え、ワイヤレスで利用できる。リビングで視聴していた番組の続きを風呂に入りながら見る、あるいはキッチンで料理をしながらテレビを見るといった利用スタイルを提案する。
最軽量のモデル(2T-C12AP)で約0.91kgという軽量設計に加え、背面にはハンドル付きのスタンドを装備し、片手での持ち運びを容易にした。画面には撥水コーティングを施し、水洗いも可能な手入れしやすい仕様としている。
タッチパネルを搭載するモデルに関しては、リモコン風の操作ボタンを視聴画面に重ねて表示したり、番組表の拡大表示などの操作をスマートフォンやタブレットのような感覚でできる、独自のUIを採用する。
チューナーは、地上・BS・CS110度デジタル放送に対応。500GBの内蔵ハードディスクや、USB接続の外付けハードディスクに番組を録画できる。また、ブルーレイディスクレコーダー「AQUOSブルーレイ」との接続にも対応する。
AIoTクラウドサービス「COCORO KITCHEN」に対応し、「ヘルシオ」「ホットクック」といった同社の調理家電との連携が可能。大画面でのレシピの確認や、各機器の調理設定がAQUOSポータブルでできる。スマートフォン用のCOCORO KITCHENアプリとも連動し、選択したレシピに必要な食材の買い物リストを送信できる。
その他の機能として、フォトフレーム機能、タイマー機能、ブラウザなどを搭載する。
16インチ(1920×1080ドット)の「2T-C16AP」と12インチ(1366×768ドット)の「2T-C12AP」、一部の機能を省いた廉価版の「2T-C12AF」の3機種をラインアップ。カラーはそれぞれブラック、ホワイトを用意する。2T-C12AFは、タッチパネルを搭載せずリモコンでの操作となるほか、家電との連携機能やレコーダーは非搭載となる。
価格はいずれもオープン価格。市場想定価格は、2T-C16APが8万円、2T-C12APが6万5000円、2T-C12AFが4万5000円(いずれも税別)。