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アプリ開発競技会「SPAJAM」、優秀賞から3チーム本選出場

 モバイル・コンテンツ・フォーラム(MCF)は、アプリ開発の競技会「スマートフォンアプリジャム(SPAJAM)2018」の予選で、優秀賞を受賞したチームから本選出場となった3チームを発表した。

 選出された1チーム目は、福岡予選で「応援士隊」を開発したチーム「甘えん坊将軍II」。スポーツ中継を観戦しているユーザーが会場に向けて声援を送るというもので、アプリに向けて声を吹き込むと、音声認識を行い、ネガティブな応援の場合、ポジティブな応援に変換される。また、AI Talkで音声合成され、声援としてスピーカーから再生される機能も搭載。多数のAPIが組み合わせられた、高い技術力が評価され、本選へ選出された。

甘えん坊将軍II
開発アプリ「応援士隊」

 2チーム目は、東京C予選で「Repline」を開発したチーム「TEAM OBCN」。Androidの通知APIを利用し、複数のメッセージアプリからのメッセージを独自アルゴリズムで、重要度で並び替えた上で、定型文での返信機能やリマインダー機能を実装した。独自アルゴリズムへの挑戦や、UI・UXとも商用サービスに耐えうるレベルであることが評価され、本選へ選出された。

TEAM OBCN
開発アプリ「Repline」

 3チーム目は、東京D予選で「Play」を開発したチーム「温泉行きたいチーム@React Native」。Spotifyのプレイリストから、ジャケット写真を合成し、自分だけのTシャツを作ることができる。さらに、GMO ペパボのSUZURI APIを利用することで、実際に作ったTシャツを購入することも可能。また、デザインに埋め込まれたQRコードから第三者がプレイリストを呼び出して再生できる機能も実装した。権利者に収益化の可能性を感じさせるサービスのアイデアなどが評価され、本選へ選出された。

温泉行きたいチーム@React Native
開発アプリ「Play」

 本選は、全国の予選で最優秀賞を受賞した9チームと今回、出場決定した3チームのあわせて12チームが出場し、7月7日~7月9日にCOLONY 箱根で開催される。