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KDDI、望遠鏡型VRシステム「VR View Scope」をあべのハルカス展望台に設置

 KDDIは、展望台に設置されている有料望遠鏡をVR化した「VR View Scope」を大阪のあべのハルカスに試験的に導入した。

 VR View Scopeは、2.5Kの有機ELパネルを装備したVRシステムで、望遠鏡同様に向きによって見える角度が変わる。こうしたVRコンテンツは、ヘッドマウントディスプレイを装着する形で提供されることが多いが、VR View Scopeは、運営スタッフを常駐させるなどしてサポートする必要がなく、従来の望遠鏡に似た使い勝手であることがメリットとなる。

 今回は、KNT-CTホールディングスと近鉄不動産の協力の下、あべのハルカスの展望台「ハルカス300」に設置。「VR View Scope ~大阪VR観光体験~」と称し、大阪の人気観光スポットをフリーアナウンサーの川田裕美の案内で訪れるといった演出でバーチャル観光を体験できるようにした。体験時間は5分程度で、地上300mのビル最頂部を歩くアトラクション「エッジ・ザ・ハルカス」のVR映像も体験できる。

 実施期間は6月1日~7月1日の15時~20時(月曜定休)。体験料は1回300円だが、あべのハルカスでの実証実験時は無料となる。

 なお、VR View Scopeは、あべのハルカスでの実証実験終了後、au OSAKAに展示されるほか、6月13日~15日にかけて開催される「Interop Tokyo 2018」にも参考展示される予定。