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KDDI、VRビューワーの「ハコスコ」に出資

ハコスコのダンボール製のVRビューワー

 KDDIは、スマートフォン向けのVRサービスを手掛けるハコスコに対し、KDDI Open Innovation Fundを通じて出資を行ったと発表した。

 ハコスコは、専用のアプリと低価格なダンボール製のVRビューワーを用いることで手軽にVRコンテンツを楽しめるサービスを提供する会社。同社のソリューションは、さまざまな企業のイベントやキャンペーンなどでも活用されている。

 KDDIでは、既存のAR事業「SATCH」とのシナジー効果やVRコンテンツや制作ノウハウの蓄積が可能になるとして、ハコスコへの出資することを決めた。今後は、「うたパス」「ビデオパス」といったエンターテインメントサービスと連携させていくとしている。

 なお、ハコスコでは、KDDIのほかに、ミクシィの投資子会社アイ・マーキュリーキャピタルへの第三者割当増資を実施したことを発表。両社に加え、エイベックス・ミュージック・クリエイティブやグリー、アマナといった企業と提携し、事業拡大を図るとしている。

湯野 康隆