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ドコモのAIエージェント「my daiz」、ユーザーに最適な情報を

 NTTドコモは、AIエージェントサービス「my daiz」(マイデイズ)を5月30日より提供する。ドコモのスマートフォンであれば利用できる機能で、無料で利用できるものと、有料機能(月額100円)が用意される。

AIエージェントサービス「my daiz」(マイデイズ)

 「my daiz」では、最寄り駅やスケジュール、住所といった情報に加えて、よく訪れる場所などを学習し、天気予報や交通情報など、ユーザー自身が気づく前に先取りして情報を提供する。利用する際には「マイデイズ」というウェイクワードで呼びかける。ウェイクワードは好みのワードにカスタマイズすることもできる。なお先読みに用いるユーザーの行動履歴は1カ月分しか保有しない。スマートフォンやタブレットでの利用が想定される一方、APIが公開され、サードパーティによるデバイスの開発も可能という。たとえばBluetoothヘッドセットでも、「マイデイズ」というウェイクワードを認識しやすいよう開発することができる。

 一部の夏モデルではプリインストールできるよう現在調整中とのこと。基本的には「しゃべってコンシェル」のバージョンアップとして提供される。既存の「しゃべってキャラ」は、雑談だけできる「キャラの部屋」が新たに用意され、そこで「ひつじのしつじくん」とも引き続き雑談を楽しめる。主

 アップルの「Siri」や、グーグルのGoogleアシスタントなどがある中、ドコモでは検索結果を提示するだけではなく、ユーザーの行動を先読みして、天気や鉄道の遅延などの情報を配信するという特徴を打ち出す考え。さらに交通や生活などさまざまな分野で、パートナー企業が参加するとのことで、そうしたパートナー企業のサービスも利用できるようになる。