ソフトバンクのNB-IoT、全国初の屋外型マイボトル用水飲栓に採用

　ソフトバンクと愛知時計電機は、東京都水道局が設置する全国初の屋外型ボトルディスペンサー式水飲栓に、ソフトバンクの通信サービスと愛知時計電機のスマートメーターが採用されたことを明らかにした。

　スマートメーターで取得した水量を、ソフトバンクのNB-IoTネットワークを介して遠隔取得できるため、現地を訪れることなく屋外型ボトルディスペンサー式水飲栓の使用状況を確認できるという。

　今回の取り組みでは、ソフトバンクのNB-IoTネットワークおよびIoTプラットフォームと、8ビット電文が出力できるように改良を施した愛知時計電機の電磁式水道メーター、毎正時に積算値を発呼するNB-IoT対応の通信機器を組み合わせた仕組みが採用されている。

　設置された電磁式水道メーターは計測流量範囲が広く、機械的可動部がないため、振動の影響を受けずに耐久性に優れており、完全防水構造であるという。

　屋外型ボトルディスペンサー式水飲栓は、水道水の安全性やおいしさをアピールする目的で、東京都水道局が3月29日に設置したもの。利用者は、持参したボトルに冷たい水道水を注ぐことができる。利用料金は無料。利用可能時間は東京国際フォーラムの営業時間に準じており、7時から23時30分まで。

　設置場所は東京国際フォーラムの地上広場。東京都水道局によると、屋外型のボトルディスペンサー式水飲栓は全国初という。

東京国際フォーラム地上広場に屋外型ボトルディスペンサー式水飲栓を設置

【お詫びと訂正 2018/04/03 17:36】
　初出時、「ウォーターサーバー」と記述していた箇所がありましたが、正しくは「ボトルディスペンサー式水飲栓」で、公共性の高い場所や仮設で設置されるマイボトル向けの水飲栓です。お詫びして訂正いたします。