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「NB-IoT」で水道検針を自動化、愛知時計電機とファーウェイ

 愛知時計電機とファーウェイ・ジャパンは、IoT向け通信技術「Narrow Band IoT(NB-IoT)」の水道検針の実用化を目指し、共同で技術検証を進めていく。10月26日~27日に高松市にて開催される「日本水道工業団体連合会主催 高松水道展 2017」にて、デモンストレーション展示を実施する。

 NB-IoTは、LPWA(Low Power Wide Area/省電力広域無線ネットワーク)と呼ばれる無線通信技術の1つ。非常に狭い周波数帯のみを利用して、広範囲に低消費電力の通信サービスを提供可能という特徴を備える。

「NB-IoT」で水道検針を自動化、愛知時計電機とファーウェイ 光ピックアップ方式水道メーター
光ピックアップ方式水道メーター

 両社は、これまで、NB-IoTを活用した水道の自動検針システムの実用化において、ラボレベルでの技術検証を実施してきた。2018年春を目処として事業化を目指す。まずは日本国内で展開し、その後、海外での事業展開も検討していく。

 「日本水道工業団体連合会主催 高松水道展 2017」にて両社は、遠隔地から水道使用量などを自動検針するデモンストレーションを展示。愛知時計電機製の光ピックアップ方式水道メーターをNB-IoTに対応させ、ファーウェイのNB-IoTサービス開発ツールを組み合わせたシステムで、水道メーターに感震センサーを搭載し、震災時には配管の被災状況も確認可能としている。

システム構成イメージ