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スマホというよりカメラの発表会? パリでファーウェイが新モデル披露

世界3位からさらに上を目指しiPhone/Galaxyと徹底比較

 ファーウェイは2月27日(現地時間)、フランス・パリで新製品発表会を開催。コンシューマービジネスグループのCEO、リチャード・ユー氏が登壇し、「HUAWEI P20」「HUAWEI P20 Pro」のP20シリーズ2機種と、ポルシェデザインの「HUAWEI Mate RS」の特徴をアピールした。

P20シリーズを披露するファーウェイ コンシューマービジネスグループのCEO、リチャード・ユー氏

 同氏は冒頭、2017年に世界3位のスマートフォンメーカーとして1憶5300万台を出荷した実績や、各種調査でブランド力の向上を達成したこと、R&Dへの投資金額で世界6位の企業となっていること、環境保全に努めていること、世界各国で端末に触れられるショップを拡大してきたことなどを紹介。

 こうした流れの中で、ファーウェイのロゴをシンプルにするとして、新たなロゴデザインを突然披露した。一見どこが変わったのか分からないが、文字部分の書体が変わり、丸みがかったEの文字が角ばったシンプルな書体になっている。

 その後、オレンジ、ボーダフォン、テレフォニカ、ドイツテレコムといったヨーロッパの大手キャリアから信頼を得ていることをアピール。過去5年間でリリースしたPシリーズが高く評価されており、ライカとコラボすることで、P9シリーズ、P10シリーズと、同社がカメラ機能でスマートフォン業界をリードしてきた様子を説明。その最新モデルとなるP20シリーズをポケットから取り出して聴衆に披露した。

 プレゼンテーション全体を通して比較対象として登場したのは、iPhone XとGalaxy S9/S9+。ディスプレイやサイズ、バッテリー容量、カメラ性能など、さまざまな角度から何度も繰り返して優位性をアピールするという内容で、世界3位からさらに上位を目指すという同社の意識が強く表れていた。

 その中でも時間を割いていたのは、P20シリーズ最大のウリとなるカメラ関連の説明だ。DxO MARK MOBILEのスコアでP20が102、P20 Proが109と高い評価を得たことを示した上で、実際に1ルクス程度の非常に暗い環境で撮影した場合や、逆光となる環境での撮影した場合、ズーム撮影を行った場合、動いているものを撮影した場合など、さまざまなシーンでP20シリーズのカメラがiPhoneやGalaxyのものよりも優れいてることを、撮影サンプルを提示しながら強調。

 同氏は、「Photo by Richard Yu」のクレジット入りで、自身で撮影した写真を見せながら、「素人の私でも、こんなにきれいな写真を撮影できる」と笑顔で語った。

 また、カメラ以外にもKirin 970の高いAI処理能力によって快適なユーザー体験を実現していることを説明。大容量のバッテリーを搭載しつつ、電力消費をAIでコントロールすることで長時間の利用を可能にしていることや、急速充電や画像処理などでもiPhone Xより優れているとアピールした。

 続いて、Googleとの緊密で強力なパートナーシップ関係を強調。Google Vice PresidentのSebastien Missoffe氏を壇上に招いた。同氏のプレゼンテーションでは、Kirin 970のAI処理能力を活用することで、Android 8.1においてGoogleアシスタントなど同社の各種サービスがさらに使いやすくなることや、GoogleのARプラットフォーム「ARCore」の開発で協力していることがデモを交えて説明された。

 改めて壇上に戻ったリチャード・ユー氏は、豊富なアクセサリーのラインナップを紹介。P20シリーズ向けに各種カバーが用意されることや、左右独立型のワイヤレスヘッドホン「HUAWEI FreeBuds」(159ユーロ)、アクティブノイズキャンセリング対応のType-C接続のイヤホン「HUAWEI ANC Earphone」(79ユーロ)、いわゆる自撮り棒の「HUAWEI Moonlight Selfie Stick」、GPSと心拍センサーを搭載したリストデバイス「HUAWEI Band 2 Pro」(99ユーロ)を発売することを明らかにした。

 最後にポルシェデザインの高級モデル「HUAWEI Mate RS」を発表。発表会場の中にグリーンのポルシェ911 GT3 RSが置かれていたことから、P20シリーズのほかにポルシェデザインのモデルが発表されることは予想されていたが、ディスプレイに指紋認証センサーを一体化するなど、デザインだけに留まらない技術的なチャレンジを同モデルで行っていることは興味深い。