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KDDI、トヨタ、JapanTaxiらがタクシー需要予測システムを開発

試験導入では1日当たり売上が20.4%増加

 KDDI、トヨタ自動車、JapanTaxi、アクセンチュアの4社は、タクシーをより効率的に配車するための「配車支援システム」を開発し、東京都内で試験導入を開始した。

KDDI、トヨタ自動車、JapanTaxi、アクセンチュアがタクシーの配車支援システムを開発

 同システムは、タクシー運行実績にスマートフォンの位置情報ビッグデータを活用して生成する人口動態予測や、イベント開催などの情報を加味してタクシー需要を予測する。東京都内500mメッシュ毎のタクシー乗車数を30分単位で予測した結果を、タクシーに搭載されるタブレットなどに配信する。

 タクシー運行実績や人口動態予測だけでなく、タクシー需要に大きく影響する気象、公共交通機関の運行状況、大規模施設でのイベント開催などのデータをAIに取り込み、需要の大小に応じた複数の学習モデルを適用し需要予測を行っている。同技術の精度を東京都内にて検証したところ、正解率は94.1%に達したという。

 4社は、JapanTaxiの関連会社である日本交通のタクシー数台で2月より試験導入を行っている。タクシーに搭載されたタブレットの地図上には、予測されたタクシーの乗車数だけでなく、周辺エリアの空車タクシーの台数も同時に表示されるため、タクシードライバーが需給バランスを見ながらタクシーの運行が可能となる。

 試験導入の結果、同システムを試験導入したタクシードライバーの売上は、平均して前月よりも1日あたり20.4%増加した。ドライバー全体の増加率は9.4%であったため、同システムの導入によって売上が増加したと言える。

 今後、2018年度中のシステム実用化を目指し、試験導入するタクシーを数十台規模に増加する。4社では、同システムがタクシーの利便性を高めるほか、新人タクシー-ドライバーの研修ツールとしても活用できるなど、タクシー業界の変革に貢献できるとしている。