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LTEドラレコ設置、タクシー500台から走行データを収集~トヨタとKDDI

 トヨタ自動車、KDDI、東京ハイヤー・タクシー協会(東タク協)の3者は、都内を走行するタクシーから大容量の走行データを取得する実証実験を開始した。

 実証実験では、東タク協に加盟するタクシー500台にLTE対応のドライブレコーダー「TransLog」を設置。走行画像や車両データをリアルタイムで収集し、ビッグデータとして蓄積する。

 トヨタは、蓄積したビッグデータを解析し、同社の提唱する「モビリティサービス・プラットフォーム」の機能拡充のために活用する方針。例えば、車両から得たデータから、車線ごとの混雑状況や障害物の有無などが分かるダイナミックマップを生成するといった技術を検討する。また、次世代タクシーやタクシー事業者向けの新サービスの開発にも活用していく。

 KDDIは、「TransLog」への4G LTEネットワークの提供を通して、車両データの処理時におけるネットワーク品質を確認し、次世代ネットワークの構築に必要な要件を検討する。