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「auひかり ホーム10ギガ」のゲートウェイ、クアルコムの11ax対応チップを採用
2018年3月5日 21:30
クアルコムは、KDDIの「auひかり ホーム10ギガ」のホームゲートウェイに、同社のIEEE802.11ax対応チップが採用されたと発表した。通信事業者の家庭向け固定通信サービスとして、世界初の採用事例となる。
「auひかり ホーム10ギガ」は、KDDIが3月1日より提供を開始した、家庭向けのFTTHサービス。NECプラットフォームズ製のホームゲートウェイ「BL1000HW」は、上下最大10Gbpsという、家庭向けとしては世界最速の光通信に対応。無線LANルーター機能やau Homeのゲートウェイ機能を備える。
無線LAN機能では、Wi-Fiの次世代規格「IEEE802.11ax」のドラフト版をサポート。この11ax対応を、クアルコム・テクノロジーズ製のWi-Fiチップ「IPQ8072」の搭載によって実現したという。
11axでは、将来登場するスマートフォンなどの対応デバイスで、下り最大2.4Gbpsという速度で利用できる。混雑した環境での速度低下も改善されており、前世代「IEEE802.11ac WAVE 2」と比べて平均4倍のスループットを達成しているという。